消費税減税は将来に付けを回すのか?

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news.yahoo.co.jp 西田参院国対委員長代行が消費税減税を主張したのに対し、稲田朋美幹事長代行が「無責任だ。将来に付けを回すべきでない」と反論したようだ。 消費税減税が本当に将来に付けを回すことになるのか。 将来に付けを回すとは、減税した分、政府…

日本って本当にお金持ちの国なのか?

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www.jiji.com 対外純資産とは、政府や企業、個人が海外で保有する資産から、海外投資家らの対日投資を示す負債を差し引いたもので、364兆5,250億円となり、29年連続世界一です。 対外純資産が多いというのは、日本以外の国(海外)に多くの労働力やサービス…

ユーロ圏はコロナを乗り越え一つの国となるか?

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通貨ユーロは、世界で基軸通貨ドルの次に流通している通貨で、ECBという欧州中央銀行が発行しています。 ECBには、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン等19ヵ国が加盟し、共同で運営しています。 このユーロは構造的な欠陥があり、一つ間違うと、ユーロ加…

財政黒字化したいなら、バブルを起こしてみたら

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プライマリーバランス黒字化、財政黒字化を実現しようと、コロナが落ち着くと、政府は歳出削減、増税を続けていくように思えます。 歳出削減、増税をすると、景気は明らかに悪くなり、税収が落ちると思えますが、そのやり方で、財政黒字化は可能なのでしょう…

プライマリーバランス(PB)の黒字化は必要か?

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日本は借金が多く、このままでいくと破綻してしまう。 財政を健全化しよう。 そのためには、毎年の財政を黒字化しなければいけない。 といった話が、新聞等で頻繁に叫ばれています。 コロナになって、トーンダウンしていますが、政府は2025年度までにプライ…

2つのお金

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前回MMT⑦信用創造の仕組み - 実践バリュー投資で書いたように、世の中に出回っているお金(マネーストック)のほとんどは、預金通貨(銀行預金)です。 これは銀行が信用創造という機能を作って、無から生み出したお金です。 万年筆マネーとも言います。 実…

信用創造の仕組み

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MMT⑥世の中のお金の量はどれくらいあるのか? - 実践バリュー投資 前回記載したように、世の中のお金のほとんどは、預金でしたね(預金通貨)。 現金通貨(日銀券)は、もちろん日銀が発行していますが、預金通貨は誰が発行しているのでしょうか。 実は日銀…

世の中のお金の量はどれくらいあるのか?

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世の中に出回っているお金の量はどれくらいなのか。 このお金の量の動きをみれば、景気が良くなるのか否かがわかります。 景気が悪くなる時はこのお金の量が減少していますし、一方で景気が良くなる時はこのお金の量が増加します。 お金には大きく分けて、「…

政府が財政赤字を拡大し続けると、ハイパーインフレになるのか?

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インフレとは、経済全体の需要(消費と投資)が過剰で、物やサービスの供給が不足している状況を指します。 別の言い方をすれば、お金の価値が下がっている状態です。 この時、人はお金より物やサービスを欲しがります。 お金の価値が下がっていく状態(お金…

政府が財政支出し放題だと、財政破綻するのか?

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政府が財政支出(通貨発行)して財政赤字になればなるほど、民間全体の貯蓄が増え、国民が豊になるのであれば、政府は財政破綻を気にせず、財政支出をどんどん拡大すれば良いのでしょうか。 これが素朴な疑問ですよね。 MMTでは、自国通貨発行権のある政府(…

お金はどこからやって来て、どこに消えるのか?

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お金は、働いて得ることができます。 もともと、そのお金はどこからやって来ているのでしょうか。 直接は労働サービスを提供した人、企業、自治体等からお金を得ますが、もとをたどれば、そのお金(紙幣)を印刷して発行している中央銀行から得ます。日本で…

お金ってなんだろう(後半)

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hashbalue.hatenablog.com (後半) 1971年に基軸通貨ドルと金との交換を停止しました。 金と交換できないからといって、はたしてドルは紙切れになり、使われなくなったのでしょうか。 そんなことはありませんね。 ではなぜ、金と交換もできない紙切れのドル…

お金って何だろう(前半)

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お金ってなんだろう。 日本でいうと、例えば福沢諭吉の1万円札(日銀券)です。 ただの紙切れなのに、なぜ、物と交換できるのでしょうか。 まずは、お金の歴史から振り返ってみたいと思います。 江戸時代は、日本のお金も紙幣でなくて、小判の時代でした。 …

モズラーの名刺

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現在の不況下の経済状況を考えるにあたり、最近流行りのMMTという経済理論を頭に入れておくと、政治、経済、金融のつながりがわかりやすくなります。 ただ、この経済理論は、今までの常識とは異なっていて、なかなか頭に入ってこないと思いますので、何回か…

財政再建にもコロナの教訓、なんで今その話?

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本日付、日経新聞のマーケット欄「大機小機」に、「財政再建にもコロナの教訓」という話が載っていました。 内容は次のとおりです。 「新型コロナウィルス対策で先進諸国は莫大な財政支出を行い、財源は借金(国債の発行)で賄われた。これは結局将来世代の…