- 金相場は2008年3月以降値を下げ、2008年11月に底を打ち、その後2月まで急上昇し横ばい、3月中旬以降じわじわと下がっています。
- プラチナ相場は2008年5月以降大きく下げ、2008年11月に同様に底を打ち、その後ゆっくり上昇、3月中旬より逆に急上昇しています。
- これは3月中旬を境にドル不安で金に逃避していた資金が、ドル不安の緩和と景気回復期待から、再び商品市場、株式市場に戻り始めたからだと言われています。
- ただ、本来であれば金の価格はもっと下げるはずですが、金の下がり幅はまだまだ小さいことを考えると、本格的なドル不安の解消には至っていないといえます。まだ資金の逃避先としての金の需要は根強いのです。
- 金はプラチナと異なり装飾品・工業品の顔だけでなく、通貨としての顔も持ちます。現在のような通貨危機の状況では、プラチナ等商品や株式等ペーパーマネーへの投資より、金への投資の方がリスクを最小限に抑えてアップサイドも狙えるよい投資なのです。