プライベート・エクイティー投資、ヘッジファンド投資とCFD投資⑥

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昨今の世界不況の影響は、当然のことながら、PE(プライベート・エクイティー)ファンドにも影響を与えている。
具体的には、以下3点である。
(1)金融危機で、ファンドへの出資者が極端に保守的になっており、資金が集まらない(ファンド募集ができない)
(2)メガバンクLBOレバレッジド・バイアウトファイナンスを停止しており、デッド(借り入れ)での調達ができない
(3)株式市況の低迷と景気悪化が、投資先の株価、業績悪化を招いている

実際に、日本では04年から09年現在までに、PE(プライベート・エクイティー)ファンドは約3.7兆円(融資含む)の投資を実行しているが、その85%(3.1兆円)がExitされていない、というデータもある。
更に、2010年にはLBOファイナンスの多くが借り換えの時期を迎えるが、本状況下では、そのリファイナンスが困難なケースが多発する可能性があるとのことだ。

つまり、強力な力を持ち、リターンを上げる義務を負うファンドの多くは、投資先ポートフォリオ企業の事業価値が減損し、新たなファンド立ち上げも困難であり、新規投資も難しい。
要するに現存ファンドの「管理報酬」で食いつなぐ「モラルハザード」状態に強制的に入り込んでしまい、極めて厳しい状況に陥っているケースも多いのも現状なのである。

こうした中で、今回のユニゾンの動きは、注目していきたい。
ニゾンは、そのメンバーの殆どが外資投資銀行出身者で占められ、クレバーなファイナンシャル・スキームと、優れたExit Creation(売却先開拓・交渉力)を競争優位性に成長してきたファンドである。
老舗であるMKSパートナーズも解散となり、残るアドバンテッジ・パートナーズより、遥かに金融色の強いイメージを持つユニゾンが、アデランスホールディングスの事業、そして、個人投資家達に、本状況下でどのようなスタンスを取っていくのか。
今後の国内プライベート・エクイティー・ファンドの行く末を占う上で、興味を持って見続けて行きたい。

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