金の争奪戦−日本はどう動く？

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おはようございます。本日もよろしくお願いします。

まずは前日の市況から。

■前日の市況
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●株式：高↑

ＮＹダウ　10,023.19　(+17.23)

日経平均　9,789.35 　(+71.91)

香港ハンセン　21,829.72 (+350.64)

ドイツDAX指数 5,488.25 (+7.33)

日経225先物（シカゴ）9,820 (-65.00)

●債券：米金利低↓、欧州金利高↑

米国10年債　 3.50% (-0.02%)

日本10年債　 1.43% (+0.00%)

独10年債　　 3.36% (+0.01%)

●為替：資金の流れ（ユーロ→ドル→円）

ドル−円 89.95 (-0.80)

ユーロ−円 133.39 (-1.64)

ユーロ−ドル 1.4843 (-0.0036)

豪ドル−円　 82.49 (-0.14)

●商品：安↓

CRB商品指数 269.44 (-4.86)

NYMEX 原油先物 77.55 (-2.21)

NYMEX 金先物 1,095.30 (+4.70)

■ 相場コメント
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・香港株式相場、中国株式相場とも上昇。

・中国株式相場は今週１週間では5.6%上昇し、過去3カ月余りで
最大の上昇率を記録した。金融緩和政策の継続、景気刺激策に
対する期待から楽観的見方に支えられた。

・香港株は売られすぎていた不動産、金融株に買いが入り上昇。

・欧州株式相場、米国株式相場とも上昇。

・１0月の米雇用統計で、米失業率が10％を突破し、景気の先行
き懸念が強まったとして売られたが、併せて発表した8、9月の
数値がよい方向に修正されたことで、相場は持ち直した。

・米国はゼロ金利政策の当面維持や議会が住宅減税などの景気
刺激策を準備するなど、相次ぐ政策対応が相場を支えている。

・米雇用統計をみても、米国の景気は未だ政府の政策が下支え
しており、雇用を伴う自立的な回復にはほど遠い状況であると
わかるであろう。

■ トピック
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・金がまた最高値を更新している。

・米国のゼロ金利政策の継続で、ドルが当面安くなるという
ことを受けて買われている面もあるが、インドがIMFから200
トン（約6,000億円）の金を購入したことが、市場にインパクト
を与えているのであろう。

・IMFが400トンの金の売却を表明した当初は、当然のことながら
中国が購入すると誰もが思っていたのだが、伏兵としてインドが
出張ってきた。

・米国が最も驚いているのだろう。

・米国が最も恐れることは、外貨準備（ドル資産）が豊富な
アジア各国がドルではなく、金の獲得競争に走ることだ。

・下手したらドルの崩壊につながる。

・世界第2位の外貨準備（ドル資産）を保有する日本がこの
タイミングで金購入に走れば、ドル崩壊の引き金を引くこと
ができる。

・普段なら日本の話に耳を貸さない米国もこのタイミングなら
話を聞くであろう。

・懸案となっている日米問題を日本有利に解決できるチャンス
は今しかない。

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