アメリカは本気だ

おはようございます。

本日もどうぞよろしくお願いします。

■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
21,079.10
(-130.64)

ドイツDAX指数　
5,903.56
(-41.55)

ＮＹダウ　
10,642.15
(+17.46)

日経平均　
10,751.98
(+0.72)

日経225先物（シカゴ）　
10,725
(-75.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→円→ドル）

ドル−円
90.53
(+0.07)

ユーロ−円
123.80
(-0.80)

ユーロ−ドル
1.3675
(-0.0083)

●債券
米国10年債　
3.70%
(-0.01%)

日本10年債　
1.35%
(+0.00%)

●商品
NYMEX 原油先物
79.92
(-1.30)

NYMEX 金先物
1,107.10
(+4.40)

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■ 相場コメント
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（アジア）
・香港株式市場は続落。中国株式市場も
5週間ぶりの安値に下落。

・中国人民銀行（中央銀行）が、一段の
金融引き締め策をとるとの観測から、銀
行や資源株が値下がりした。

（欧州）
・中国の金融引き締め懸念が広がった
ほか、格付け会社ムーディーズが、米英
両国は最上級の格付けを失う可能性が
高まったと指摘したことに、市場が懸念
を示し、下落した。

（米国）
・欧州と同様の懸念から、下げて始まっ
たが、翌16日のFOMCの結果を控えて様子
見気分が強く、ウォルマートの買い推奨
等を材料に、売り一巡後は値を戻して上
昇した。

（全体）
・中国の金融引き締めによる経済成長鈍
化に対する警戒感は強くなってきている。

・それをさらに後押ししているのが、人
民元の切り上げ観測である。

・米国オバマ大統領は、5年で輸出を2倍
にするという公約をかかげ、11月の中間
選挙に臨むことを決意している。

・米国の輸出額は約140兆円なので、2倍
にするということはあと約140兆円増やす
ということで、過大な数字である。

・だが、公約で掲げた以上、11月までに
なんとか目に見える成果がほしいところ。

・米国の攻勢は、トヨタ問題や人民元へ
の切り上げ圧力等既に始まっている。

・最大の懸念であった国債の消化も海外
依存が低下し、国内の家計、金融機関に
買わせることで一息つきだした。

・今までのように海外に気兼ねする必要
は薄れた。

・今後は特にアジアに対し、市場開放等
の強い要求を突き付け、一方で不安をあ
おり、武器関連輸出を積み上げる等なり
ふりかまわない行動に出るであろう。

・当面のターゲットは人民元の切り上げ。

・4月に人民元を為替操作国に認定し、
追い込んでゆく。

・世界で突出した貿易黒字をもつ、中国、
日本は今後更につらい立場に立たされる
ことを覚悟すべきであろう。

・アメリカは本気だ。

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