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おはようございます。
本日もがんばりましょう。
■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン
20,138.40
(+76.25)
ドイツDAX指数
6,223.54
(+32.63)
ＮＹダウ
10,434.17
(+24.71)
日経平均
9,999.40
(-67.75)
日経225先物（シカゴ）
10,080
(-45.00)
●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ドル→ユーロ→円）
ドル−円
90.97
(-0.43)
ユーロ−円
112.67
(+0.14)
ユーロ−ドル
1.2385
(+0.0077)
●債券
米国10年債
3.19%
(-0.07%)
日本10年債
1.23%
(-0.02%)
■ 相場コメント
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（アジア）
・再開した中国株は下落。
・アナリストが利益見通しの悪化を指摘
し、投資判断を引き下げたことで、鉄鋼
、医薬品を中心に売られた。
・不動産をはじめとした一連の引き締め
政策が7月〜9月の企業業績の鈍化させる
ということを市場が織り込み始めている
格好だ。
・他香港株、インド株は上昇。
（欧州）
・欧州株は上昇。
・スペインの国債入札が堅調な需要を集
めたことで、ユーロ圏経済の見通しに対
する懸念が後退し、安心感から上昇した。
（米国）
・米国株は小幅上昇。
・雇用関連指標や製造業の景況指数悪化
を嫌気した売りに押されたものの、テク
ニカルな買いに支えられた。
・欧米とも株価は上昇はしているものの、
資金は債券、円、金など安全資産に向か
っており、リスク回避的になりつつある。
・当面は、一進一退の相場が続くであろ
う。
【トピック】
・昨日の『世界の工場の行方(2)』の続き
です。
・中国とインドの労働者についての比較
をします。
・工業化の過程で、低賃金の労働力をど
こから補うかといえば、農村部からにな
ります。
・中国は工業化の過程で、農村部の余剰
労働力2億3,000万人を工業部門に移転さ
せたため、
現在農村部の余剰労働力は老人など移
転の難しい2,500万人を残すばかりとなっ
てしましました。
・つまり、低賃金の労働力が不足してき
ているということです。
・一方、インドの農村人口約7億人のう
ち、労働人口（15〜59歳）は約4億人で
あり、余剰労働力を多く抱えています。
・また、労働者の賃金を比較しても、
中国が月13,000円（上海）に対し、イン
ドは月7,000円と約半分です。
・今後、中国は労働者不足により、賃金
はさらに上昇していく方向であり、一方
インドは余剰労働力を抱えるので、当面
賃金は大きく上昇はしないといえます。
・次に労働規制の問題です。
・中国は労使が一体となっているので、
労働規制が緩く、比較的自由に労働者を
扱えます。
・ただ、ここにきて労働争議による賃上
げ要求が多発しているのが現状です。
・一方、インドは労働規制が強く、例え
ば従業員100人を超える企業では、労働
者の解雇には事前に州政府の許可が必要
なのです。
・労働者が権利を主張し、労働争議も多
いといえます。
・ただ、近年になり、裁判所が労働者よ
りの判決を改める傾向にあり、労働争議
も減少しているとのことです。
・これは政府が外資系企業の工場誘致に
積極的になっていることを示しています。
・このように労働者を比較してみると、
今後、低賃金の労働者を継続的に供給で
きるのは、やはり、中国よりインドのよ
うに思えす。
・「世界の工場」という観点では、この
他、インフラの問題、外国直接投資に関
する規制等もありますが、
どれも中国と比べ大きな障害になるこ
とはないと思います。
・実際に近年、自動車の工場を中心に
インドへの企業の進出が加速しており、
「世界の工場」への第一歩を歩み始め
たといえるでしょう。
・歴史的にみて、「世界の工場」となっ
た国は急速な経済成長を遂げています。
・中国だけでなく、そろそろ次の「世界
の工場」インドへの投資も考えてみては
いかがでしょうか。
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