インドの利上げは好調の証

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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
20,973.39
(+133.48)

ドイツDAX指数　
6,207.31
(+13.10)

ＮＹダウ　
10,537.69
(+12.26)

日経平均　
9,496.85
(-6.81)

日経225先物（シカゴ）　
9,655
(+100.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（円→ドル→ユーロ）

ドル−円
87.87
(+1.01)

ユーロ−円
114.18
(+1.30)

ユーロ−ドル
1.2994
(+0.0001)

●債券
米国10年債　
3.05%
(+0.06%)

日本10年債　
1.06%
(-0.01%)

●商品
NYMEX 原油先物
77.19
(-1.76)

NYMEX 金先物
1,162.80
(-21.20)

■ 相場コメント
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（アジア）
・中国株は下落、香港株は上昇。

・中国株は7営業日ぶりに下げに転じた。
地方政府向け融資に対しての信用リスク
の拡大懸念が広がり、銀行株を中心に
下げた格好。

・インド株は、利上げが好意的に受け取
られ上昇した。

（欧州）
・欧州株は小幅上昇。

・UBSやドイツ銀行等欧州の大手銀行の
決算が予想を上回ったことや、BISが銀
行の資本・流動性規制を一部緩和したこ
とを好感した。

（米国）
・米国株は小幅上昇。

・好決算や予想を上回る米住宅価格の
上昇を好感したものの、

　消費者マインドを指数化した7月の消
費者信頼感指数が2月以来の低水準とな
っただめ、上値は限られた。

・消費者マインドの低下は、雇用に対す
る懸念が背景にあるので、根は深く、
改善には時間がかかりそうだ。

（全体）
・方向感のない展開が続いている。

・当面、行ったり来たりの相場が続く
であろう。

【トピック】
・インドが27日、政策金利を0.25%引き
上げ、5.75%とした。

・3月、4月、7月2日に続き、4度目の利
上げ。

・これは国内の物価上昇を抑制する目的
で行われている。

・インドは好景気に沸いており、特に食
糧等生活必需品の需要が旺盛で、物不足
から、価格が上がっている状況。

・インドは近年の経済成長で中間層と
呼ばれる比較的年収の高い層が増えてき
ており、低所得者層との格差が広がって
いる。

・この中間層がこれまで以上に食糧等
生活必需品で贅沢をはじめたため、物が
不足しているようだ。

・この生活必需品の物価高は大多数の
低所得者層の生活を苦しめており、

　放っておくと、デモ等社会不安に発展
しかねないため、政府は前倒しで利上げ
をして、この物価高を抑制しようとして
いる。

・日本はデフレが長く、物価高等縁遠い
話となってしまったが、世界を見渡せば
インドのように、急激な経済成長で、
物不足となるようなインフレの国もある
のだなと逆にうらやましく思ってしまう。

・これは、日本が急激な経済成長を続け
ていた1955年からのインフレ時代を彷彿
させる状況である。

・このインドの状況は、ジンバブエのよ
うに、信用不安で通貨の価値が下落して
しまい、物の価値が上がるというような
悪性のインフレではなく、

　急激な経済成長で、総需要が総供給を
上回る物価高によるものなので、

　適切な金融調節さえしていれば、何ら
問題はなく、かえって経済が強い証だと
もいえる。

・このように、インドは中国の次を追っ
て高い経済成長を続ける有望な国なので、
是非、この機会にインド株に投資してみ
てはいかがでしょうか。

・まだ遅くないですよ。

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投資で、中上級者はCFDで投資してみれ
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