市場心理は改善したが・・・

本日もよろしくお願いします。

■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
20,623.83
(+87.34)

ドイツDAX指数　
6,083.90
(+158.68)

ＮＹダウ　
10,269.47
(+254.75)

日経平均　
8,927.02
(+102.96)

日経225先物（シカゴ）　
9,120
(+285.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（円→ドル→ユーロ）

ドル−円
84.42
(+0.26)

ユーロ−円
108.13
(+1.46)

ユーロ−ドル
1.2808
(+0.0133)

●債券
米国10年債　
2.57%
(+0.11%)

日本10年債　
1.03%
(+0.06%)

●商品
NYMEX 原油先物
73.98
(+2.24)

NYMEX 金先物
1,244.20
(-3.30)

■ 相場コメント
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（アジア）
・中国株は下落、香港株は上昇。

・8月の中国製造業活動を示す指数が上
昇したことを好感して香港株は上昇。

・一方、中国株は住宅価格抑制に向けた
政策への警戒感から下落。

（欧州）
・欧州株は大幅上昇。

・中国とオーストラリア、米国の経済統
計が予想を上回り、世界景気全体の減速
懸念が和らいだことが背景。

（米国）
・米国株は大幅上昇。

・米国の製造業活動を示す指数が大幅
改善、中国、オーストラリアの経済統計
も予想を上回っていたことから、市場心
理が改善し、大幅上昇につながった。

（全体）
・昨日は世界で経済統計が良い結果を
示したことから、これまでの悪化して
いた市場心理は一気に改善し、株式
市場は大幅に上昇した。

・ただ、昨日のリカップリング論でも
書いたが、米国と欧州の景気減速が続
けば、影響は全世界に広がる。

・米国、欧州を足して、GDPは約3,000兆
円である。

・中国約400兆円、インド約130兆円、ブ
ラジル約150兆円、ロシア約170兆円の主
要新興国で合計約850兆円。

・いくら新興国が10%近い成長をしたと
ころで、欧米の景気減速は補えないで
あろう。

・新興国による欧米経済の救済は到底
無理な話である。

・昨日の米国の経済指標は良かったか
もしれないが、これまでの経済政策と
経済指標の流れをみると、欧米とも確
実に景気が後退していくのは明らかで
いずれ、その影響は新興国にまで広が
るであろう。

・市場心理が少し改善したからといって
慌てて投資する必要はない。今はその時
期ではないと思うのだが。

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