ドル安からドル高への転換点は？

本日もよろしくお願いします。

■ 前日の市況
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●株式
中国上海A株
2,753.04
(+38.08)

香港ハンセン　
22,340.84
(+221.41)

ドイツDAX指数　
6,278.89
(-19.41)

ＮＹダウ　
10,812.04
(-48.22)

日経平均　
9,603.14
(+131.47)

日経225先物（シカゴ）　
9,555
(+10.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→円→ドル）

ドル−円
84.26
(+0.08)

ユーロ−円
113.35
(-0.20)

ユーロ−ドル
1.3452
(-0.0035)

●債券
米国10年債　
2.52%
(-0.08%)

日本10年債　
1.00%
(-0.00%)

●商品
NYMEX 原油先物
76.22
(-0.28)

■ 前日のコメント
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（アジア）
・中国株、香港株とも上昇。

・米国をはじめ海外の良好な経済指標を
受けて、世界の景気回復が失速するとい
う過度な懸念が後退した。

・中国の工業セクターの企業の1-8月利
益が急増したことも相場を後押しした。

（欧州）
・欧州株は下落。

・欧州の銀行が追加資本を必要とする可
能性があるとの見方やアイルランドの
債務懸念が強まった。

（米国）
・米国株は下落。

・特に悪いニュースはないが、前週に急
伸した反動で調整の動きが強く値を崩し
ている。

・資金は株から安全な債券に向かってお
り、米国10年債金利は低下した。

（まとめ）
・先週のFOMC（米連邦公開市場委員
会）で、「追加緩和の用意がある」と
強調したため、FRBは早ければ、11月2-3
日にも追加緩和に踏み切ると見られてい
る。

・これを受け、米国の長期金利は低下し、
ドルの独歩安が続いている。

・この金利低下、ドル安を受け、少しで
も収益を稼ごうと、米国の資金が東南ア
ジア株、オーストラリア等の資源国債券
に流れ、東南アジア、オーストラリアの
通貨上昇をもたらしている。

・日銀も米国の追加緩和観測を受け、
追加緩和を協議しているようで、10月28
日の決定会合が焦点となっている。

・日米とも追加緩和に動けば、世界中に
大量のマネーが供給され、これが東南ア
ジアや資源国へ向かって、またミニバブ
ルを作っていくであろう。

・そうして、米国がドル安によるドル不
安に耐えきれなくなった時に、ドル安容
認姿勢をやめ、一転ドル高へ誘導するで
あろう。

・その時、米国に資金が戻り、その過程
で、ミニバブルを起こした通貨や資産が
大幅に下落し、投資家は痛手を被るとい
うシナリオである。

・11月下旬から12月上旬くらいがドル安
からドル高への転換点とみています。
（あくまで予想ですので）

・以下グラフは参考までに。

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