TPP参加の先送り

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■ 前日の市況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●株式
中国 上海A株
3,283.81
(-25.95)

香港ハンセン 
24,710.60
(-253.77)

ドイツDAX指数 
6,787.81
(+37.31)

NYダウ 
11,354.01
(-46.74)

日経平均 
9,694.49
(-38.43)

日経225先物(シカゴ) 
9,780
(+30.00)

●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ユーロ→円→ドル)

ドル−円
81.90
(+0.75)

ユーロ−円
112.73
(-0.22)

ユーロ−ドル
1.3764
(-0.0151)

●債券
米国10年債 
2.67%
(+0.11%)

日本10年債 
0.98%
(+0.02%)

●商品
NYMEX原油先物
86.55
(-0.49)

NYMEX金先物
1,405.80
(-1.50)

■ 前日の相場のコメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(アジア)
・中国株、香港株とも下落。

・中国当局が海外からの資金流入に対し、
規制を強化する方針を示したことが売り
材料となった。

・あわせて、不動産会社の増資を受け、
今後も不動産会社による資金調達が相次
ぐとの懸念から、利益確定売りが出た。

(欧州)
・欧州株は上昇。

・ユーロ圏の債務問題懸念の再燃が相場
を圧迫したものの、好調な企業決算を背
景に相場は上昇した。

(米国)
・米国株は下落。

・企業のM&A動向や好調な決算が支援材料
になっているが、G20を控えて様子見姿勢
が強まっている。

(まとめ)
・ユーロ不安もあり、ドルが反転して
主要通貨に対し、ドル高となっている。

・過度なドル安はG20前に一旦、修正され
つつあるようだ。

・これにあわせて相場も一服ついている
状況。

・本日は特に材料がないので、TPPの話題
です。

・政府は今回、TPPへの参加決断を先送り
して、協議を開始する方針を決めた。

・先送りのネックとなったのはやはり農業
問題。

・世界の貿易自由化への流れをみていると、
最大市場の米国が主導するTPPへの参加は
貿易立国の日本にとって、不可欠となって
いくであろう。

・でないと、日本の大手企業は成り立たな
いし、日本からどんどん出ていき、雇用が
確保できなくなる。

・TPP参加を機会に、農業規制を緩和し、
農業に成長のための大きな投資をすべきで
はないかと思う。

・そして、雇用に関する補助金を作り、農
業に雇用を作っていく施策が必要である。

・このまま、農業の担い手がいなくなれば、
いずれ農業はしり貧になっていくのだから。

・TPPで製造業が儲けて貯めた税金をどんど
ん、農業に流し込んだらいい。

・そのくらいの大きな政策の転換をしなけ
れば、国際化の流れに乗り遅れるであろう。

・開国の時が迫っている。

・1に雇用、2に雇用、3に雇用というだ
けでなく実行力が大事なのだが、肝が据わ
っていない菅政権では無理なのかもしれな
い・・・。