■ 前日の市況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●株式
中国 上海A株
3,034.97
(-13.92)
香港ハンセン
22,668.78
(-306.57)
ドイツDAX指数
7,024.40
(+8.03)
NYダウ
11,499.25
(+41.78)
日経平均
10,311.29
(+1.51)
日経225先物(シカゴ)
10,380
(+15.00)
●為替
通貨の強弱(弱→強)
(ユーロ→ドル→円)
ドル−円
84.01
(-0.25)
ユーロ−円
111.20
(-0.14)
ユーロ−ドル
1.3237
(+0.0023)
●債券
米国10年債
3.43%
(-0.10%)
日本10年債
1.28%
(+0.01%)
●商品
NYMEX原油先物
87.79
(-0.70)
NYMEX金先物
1,367.60
(-16.60)
■ 前日の相場のコメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(アジア)
・中国株、香港株とも続落。
・中国政府が一部の企業向け融資の停止
を命じたとの報道を受けて、更なる金融
引き締めへの懸念が高まった。
(欧州)
・欧州株は小幅上昇。
・欧州債務危機への懸念が引き続き市場
心理を圧迫しているが、一部大手企業の
決算が良かったこと、米国の経済指標の
改善を受け、相場は上昇に転じた。
(米国)
・米国株は上昇。
・この日発表の新規失業保険申請件数が
予想より少なかったことや12月の製造業
の景況感が改善したことを好感した。
(まとめ)
・中国の金融引き締めへの懸念が引き続
き強まっており、世界の相場の上値を抑
えているようだ。
・その中国の温家宝首相は、現在インド
で首脳会談を行っている。
・もともと中印は国境紛争を起こす等、
長年に渡って犬猿の仲であった。
・今回は国境問題は一時棚上げし、
貿易額の拡大、そのために中国の市場
開放、インドのインフレ整備に中国の
投資を受け入れるなど、経済協力で接
近を加速しているようだ。
・中国は13億人、インド12億人と人口
も多く、ともに現在でも10%近い成長
をとげている。
・中印貿易が拡大し、経済の結びつき
が強くなると、中印はさらに発展し、
経済的にも政治的にも両国は世界の
中心となっていくであろう。
・この25億人の消費がなくては世界
経済は成り立たなくなっているから
である。
・これまで長年に渡り、欧米が世界
経済を支配してきたが、そろそろア
ジアが主導権を握れる時代になって
きているのである。
・これからも、欧米からアジアへと
いう大きな流れを見誤らないように、
投資を考えていくべきでしょう。