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■ 前日の市場
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●株式
中国 上海A株
3,041.13
(+53.71)
香港ハンセン
22,993.86
(+354.78)
ドイツDAX指数
7,077.99
(+59.39)
ＮＹダウ
11,523.96
(+45.83)
速報値
日経平均
10,370.53
(+154.12)
日経225先物（シカゴ）
10,420
(+120.00)
●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→ドル→円）
ドル−円
83.75
(-0.01)
ユーロ−円
109.65
(-0.23)
ユーロ−ドル
1.3093
(-0.0026)
●債券
米国10年債
3.33%
(-0.01%)
速報値
日本10年債
1.18%
(-0.01%)
●商品
NYMEX原油先物
89.51
(+0.85)
NYMEX金先物
1,388.10
(+1.60)
■ 前日の相場のコメント
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（アジア）
・中国株、香港株とも上昇。
・北朝鮮半島の軍事的緊張の緩和や
中国主要都市の過去1週間の不動産販売の
増加を背景に買いが膨らんだ。
（欧州）
・欧州株は上昇。
・ポルトガルの格下等欧州債務危機に対
する懸念材料が出てきているが、中国が
欧州債務危機の支援に向け動き出したと
の発表を受け、安心感が広がった。
（米国）
・米国株は上昇。
・企業の合併・買収（M＆A）の動きや
企業の好決算を手掛かりに買いが先行、
欧州債務危機の落ち着きが上昇を支援
している。
（まとめ）
・欧州債務危機が今のマーケットで最も
強いの懸念材料であるが、中国が欧州
支援に乗り出すということで、懸念が
幾分和らいだようだ。
・なぜ中国が支援するかといえば、欧州
は中国の最大の輸出先だということで、
お得意様が倒れてしまったりして、物が
買えなくなると困るからである。
・世界最大の債権国である中国は豊富な
資金を持っているから、支援が十分可能
である。
・そもそも世界の不均衡の原因は、中国
が自国通貨を安く操作して、安い製品を
欧州や米国に販売し、欧州や米国は借金
までして、その安い製品を買いまくった
ことにある。
・これで中国の巨額の貿易黒字と欧州、
米国の巨額の貿易赤字の計上が続き、
結果、中国は世界最大の債権国、欧米は
借金大国となり、不均衡を生みだしたの
である。
・中国が欧州支援に乗り出すことは、
マーケットに安心感が広がり、短期的に
は良いことであるが、根本的な不均衡
問題の解決にはなっていないのである。
・世界の不均衡問題の根本的な解決には
、やはり中国が人民元を高くして、輸出
を抑え、逆にその購買力で世界の製品を
どんどん買い上げることが必要となる。
・いずれ世界はその方向にいくしかない
と思うので、中長期的には借金国の欧米
の通貨は安くなり、債権国の中国等の
通貨は高くなるであろう。
・このシナリオに乗るのであれば、人民
元資産に投資をしてみよう。中長期的に
は良いパフォーマンスを上げることにな
ろう。
