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■ コメント
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連休中に世界のマーケットは随分様子が変わってしまった。

連休前は、原油はじめ、金、銀など商品価格が急騰、併せて先進国・新興国両方の株式が上昇して、リスクを積極的に取りに行く動きとなっていた。

ヘッジファンド含め機関投資家は特に金利の低いドルや円を売って(借りて)、上記のリスク資産を購入するといったキャリー取引を活発化させていたように思われる。

そのキャリートレードれが、商品価格の急騰の一因でもあった。

連休に入り、米国で市場の予想を下回る経済指標が相次いだことから、米景気回復の勢いが鈍っていると見方が出た。

これを受け、原油需要が低下するのではないかとの見方が強まり、併せて、中東・北アフリカの混乱の鎮静化、銀価格急落などをきっかけに、原油価格が急落、それに伴い他の商品や株式が売られ、リスク回避的な動きが一気に強まった。

キャリー取引をして、ドルや円を売っていたヘッジファンド等機関投資家は、ポジションを解消するために、商品や株式を売却、ドルや円を買い戻す動きを行い、結果、ドルや円は他通貨に対し、上昇に転じた。(キャリー取引の巻き戻し)

こんな、リスク回避姿勢の中、4日の米国雇用統計はなんとか予想を上回る数値が出て、米国経済に対する悲観的な見方は幾分改善してきているが、引き続き不透明な状況。

一方、欧州はというと、ギリシャがユーロ圏を離脱を検討しているとの報道が流れ、ソブリンリスクが再燃、ユーロが売られ、投資家の慎重姿勢が一段と強まる可能性が出てきている。

このように欧米とも不安定な状況の中、今週もこの流れを引き継ぎ、投資家はリスク回避姿勢を継続することが予想される。

つまり、商品・株式等リスク資産から安全資産である債券(特にドル)へといった動きとなろう。

ただ、もともと商品や株式とも実態以上に買われていたのは明らかであり、今は実態に合わせて、短期的に行き過ぎを戻している状況。あくまで短期的な動きで、このまま中長期的に商品や株式が下落していくことにはならないと考える。

中長期的には、新興国の成長が世界経済を引っ張っていく構図は変わりなく、あわせて新興国の成長に必要な資源の需要は引き続き強いといえるから。

相場が冷えて安くなった段階で中長期的視点から、新興国株式、商品、資源通貨等を購入していくとよいと思っている。

5月はそのタイミングであろう。