おもしろい記事を見つけた。2021年にビットコインバブルは間違いなく崩壊するという記事。
慶応大学大学院の准教授が書いているからびっくりだ。
主張は以下のようなもの。
- ビットコインは通貨ではなく、リスク資産である。
- 暴騰したリスク資産は必ず崩壊する。
- この1年半でビットコインの価格が急激に暴騰したから、ビットコインバブルの象徴であるコインベース株価が上場したこの機会をピークにビットコインバブルは崩壊する。
ビットコインは通貨として失格だと散々書いている。そもそもビットコインを決済で使えないとか、価格が乱高下するのは通貨としては適さないとか、ビットコインは発行者がわからず、マネロンで使われているから社会における通貨としてふさわしくないとか理由を上げている。
そのとおりである。
別にビットコインは通貨ではない。
この通貨としての信認もない、実態のないもの(チューリップ・バブルのチューリップのようなもの)が、最近急激に上昇したから、そろそろ暴落するに違いないと主張しているのであろう。
【以下原文最後から】
もはや言うまでもないことであるが、通貨として存在できる可能性はビットコインはゼロである。もちろん、それがわかっていることで、むしろ、リスク資産としては価格がより暴騰したのが、この1年半である。
そうなれば、前半の議論に戻って、暴騰したリスク資産は必ず暴落し、バブルは必ず崩壊するのである。したがって、ビットコインバブルは必ず崩壊する。そして、それが今年2021年に起こると私は思っているのである。
そもそもビットコインをチューリップ・バブルのチューリップのような実態価値のない単体のものととらえるか、否かで見方は変わってくる。
(続きは次回へ)