緑・・・対USD 黄色・・・対BTC
ビットコイン価格が伸び悩む中、イーサリアムが最高値を更新している。
上のグラフで黄色が対ビットコインのイーサリアム価格である。
3月までは横ばいでほぼビットコイン価格に連動していたが、4月以降は上昇している。
これは、ビットコインよりイーサリアムの買い需要が強いということだ。
ロイターの報道では、EIBのデジタル債発行による期待から買いが入ったとあるが、それだけではない。
もともとイーサリアムは、ICO,DeFi、NET等ブロックチェーンの本質であるスマートコントラクトを利用するチェーンとして、圧倒的なデファクトスタンダートだった。
ただ、あまりにもトランザクションが集中するため、処理件数や手数料の高騰に悩まされ続けた。
そこに、バイナンスのBSCチェーン、Polkadot、Cardano等が参入してきて、イーサリアムのシェアを奪い始めた。
イーサリアムも手を拱いていたわけではなく、今年7月に手数料体系を見直したり、スケーラビリティを確保するバージョンアップを前倒しして予定するなど、手を打ってきた。
こうした流れの中で、今回のデジタル債発行にイーサリアムを選択したことで、イーサリアムは信用力のあるブロックチェーンだとことが再認識された。
そして、今後、一旦奪われたシェアが、イーサリアムの課題解消によって、戻ってくるのではないかとの期待から、イーサリアムが買われているのではないかと思う。
結論、ブロックチェーンを使うならやっぱりイーサリアムだよねということだ。
参考まで、過去記事を付けます。