(出所:CoinMedia)
仮想通貨で利息を得る方法としては、ステーキングや流動性マイニングというやり方があるのは以前記事に書いた。
他にも、仮想通貨を貸出している取引所やレンディングサービス会社に、仮想通貨を預けて利子をもらうやり方があるので、以下に紹介する。
レンディングサービスとは
レンディングサービスとは、利子をもらっって仮想通貨を貸出すサービス。主要な仮想通貨を担保に入れてもらい、その50%ー75%の評価まで、仮想通貨を貸出している。
一方で、その貸出の原資を確保するために、仮想通貨を預けてもらい、その対価として利子を払っている。
仕組みは上の図を見ればわかりやすいであろう。
なぜ、借り手は利子を払ってまで仮想通貨を借りるのか?
例えばビットコインが上昇して2倍になったとしよう。ビットコインもまだ上昇するが、別の仮想通貨でイーサリアムの方がより上昇すると予想したとする。
追加資金がない場合、通常ならビットコインを売却して、イーサリアムを購入しなけばならない。そうすると2倍の利益が確定するので、税金を多く払わなくてはならない。
高額所得者の場合は、利益の約半分の税金を払わなければならない。
こんな時、このレンディングサービスがあると、ビットコインを売却ずに担保に入れてイーサリアムを借りればよい。もちろんイーサリアムを借りている間、利子が発生する。
どこで借りるの?
レンディングサービスの会社はいくつもあるが、メジャーなイーサリアムのブロックチェーンで有名なところというと、以下の2社になる。どちらも時価総額も比較的大きく信頼のあるサービス会社である。
時価総額約430億円(47位)流動性2兆円
Aave – Open Source DeFi Protocol
時価総額約660億円(32位)流動性1兆9千億円
金利は?
Aave – Open Source DeFi Protocol
流動性供給(預入れ)に対する金利を主要な仮想通貨で比較すると、
以下の通りAaveの方が金利が高いが、どちらの金利でも日本の預金金利よりはるかに良い。3つともステーブルコインなので、価格変動もない。
Comp Aave
DAI 2.54% 6.67%
USCD 2.65% 7.52%
USDT 2.77% 3.94%
とりあえず、試しにやってみよう
手順としては、以下のような感じであろう。
まずは少額試しにやってみよう。
慣れたら、金額を大きくしないと、送金もスワップも手数料がかかるから、ペイしないですよ。
また、やり方は詳しく書きます。
- 日本の取引所でビットコインかイーサリアムを購入。
- Metamaskなどイーサリアム系のウォレットを準備して、そこに日本の取引所で購入した仮想通貨を送金。
- ウォレットで、ステーブルコインにスワップ。
- ウォレットをレンディングサービスに接続して、流動性供給。