インフレを回避で仮想通貨を利用するベネズエラ市民

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jp.reuters.com

南米のベネズエラという国は、石油埋蔵量が世界有数の国で、現在も石油を輸出している資源国家です。

 

反米左翼国家としても知られ、アメリカの経済制裁を受けており、経済は疲弊しています。

 

下記の記事にもあるように、ボリバルという自国通貨のインフレ(物価の高騰)がひどく、2020年も6,500%というインフレ率を記録しています。

 

2018年の少し古いデータですが、1ヶ月の最低賃金が約80万ボルバルで、この賃金だと、1ヶ月働いて稼いでも、トイレットペーパー11個しか買えません。卵だと50個ほどの価値です。

www.yomiuri.co.jp

 当然ながら、こういったインフレ率の高い国は、ボリバルという通貨の信用はなく、実際の生活では基軸通貨の米ドルが使われたりします。

 

ベネズエラでは、職もないことから、隣国のコロンビアに出稼ぎに行く人が多いそうですが、この時問題になるのが、稼いだコロンビアペソをどのようにベネズエラに送金するかです。

 

ただ、自国通貨のインフレがひどい場合は、コロンビアペソをベネズエラに送金して、ボリバルに変えたとしても日々インフレしていくので、あまり意味がありません。せっかく稼いだお金が目減りしてしまいます。

 

そこで、バイナンスなどのグローバルな仮想通貨取引所を使って、コロンビアペソをビットコインやステーブルコインなど価値が保たれる通貨に替えて、保存します。

 

そして、使う時になったら、ボリバルや米ドルに替えて利用すれば日々のインフレを回避できます。

 

実際に、同国の仮想通貨取引は非常に多くなっており、バイナンスでは、5月の仮想通貨市場の急落を受けてもボリバル建仮想通貨取引は、75%増加しているとのことです。

 

デフレで通貨価値が保たれる日本に住んでいると、わかりづらいとは思いますが、今世界的にはインフレの傾向です。デフレは日本だけです。

 

特にベネズエラのような自国通貨の弱い新興国は、今後、更にインフレ傾向が強まると予想されます。

 

そんな国の人たちの気持ちになれば、今回のように仮想通貨は自国通貨よりよっぽど信頼できる通貨になります。

 

今後も、この需要はつきないと思うので、グローバルに見れば、価値保存という意味での仮想通貨の価値は高まるのではないかと思います。