ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」の人気が上昇しており、取引高総計が11億ドル(約1,200億円)を超えた。
アクシーインフィニティは、NFTのキャラクターを育成したり戦わせたりするゲーム。ベトナムのゲームスタジオSky Mavisが開発している。
日間アクティブユーザーは100万人を突破。
独自の仮想通貨であるAXSも、7月27日に約53ドルという史上最高値を記録し、7月に入ってから約10倍の上昇を見せている。
このゲームなぜ人気かというと、ゲーム内で稼げることだ。
キャラクターを戦わせて、成長させていくのだが、その成長させてゲットしたポイントは仮想通貨なので、それを売却して現金に替えることができる。
また、キャラクター自体、NFTでできているので、このキャラクターを売買することが可能。
すごいキャラクターを作れば、高値で売却ができる。
このように稼げる仕組みが、特にベトナムなど新興国の若者を惹きつけている。
ただし、このゲームを始めるには、約0.5ETH(15万円)ほど、初期投資が必要で、ハードルが高い。
ここの目を付けたのが、FTXという取引所で、この初期投資の支援に乗り出した。
支援する見返りに、アカウントの命名権を取得するというもの。
FTXにとっては広告の一環だ。
このようにAxie Infinityは、ゲーム内で稼げる仕組みができたところで、爆発的にユーザーを増やしているが、真似できる仕組みなので、今後、同様のゲームが数多く登場するであろう。
その盛り上がりの中でNFT市場の取引量は増えていき、NFT市場が活性化していくであろう。
今の動きは、まだNFTバブルの序章にすぎないのかもしれない。