イーサリアム開発は2014年からスタートして7年が経過したが、実は開発はまだ50%しか完了していない。
全ての開発が完了するまであと6年かかると言われている。
今回、今年は開発の大きなターニングポイントである「The Merge」が実行される。
これは、ブロックチェーンで非常に重要な承認システムがPoWからPoSに移行するというもの。
これまでは、最も計算を早くできたバリデータが承認をするシステムだったが、トークンを多く保有しているバリデータが承認するシステムに変わる。
これで、演算速度の速いコンピューターを電気代をかけて無駄に計算しなくても良くなるから、電力消費量が少なくて済む。エコということだ。
この移行はシステムを大きく変えることになるから、慎重にバージョンアップが行われなければならない。
今回のバージョンアップは、ユーザー側の手数料高騰問題を解決するものでもないから、ユーザーにとってそれほどお得にはならない。
イーサリアムはまだまだバージョンアップが必要で、これからのサービスである。
手数料高騰問題が解決した時、このイーサリアムの取引シェアが保たれていたら、どのブロックチェーンも勝てなくなるのではないかと思う。
ただ、それまでにイーサリアムキラーの取引が伸びて、イーサリアムを脅かすかもしれない。
あと6年もかかるということだから、なんとも言い難い。
イーサリアムとイーサリアムキラー(Solanaなど)の両方をポートフォリオとして保有することが最も良い対策ではなかろか。