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オーストラリアでビットコイン（BTC）およびイーサリアム（ETH）の現物価格に連動するETF（上場投資信託）が、4月27日より取引開始となる。
オーストラリアでビットコインとイーサリアムに関するETFが取り扱われるのは初めて。
各々1,000億円規模の流入があるのではないかと予想されている。
ETFは主に機関投資家の需要が強い。
個人が仮想通貨を購入する場合、取引所で仮想通貨の現物を購入して、取引所やウォレットに保管しておく。
もし、取引所やウォレットがハッキングにあって被害を被っても自分の財産がなくなるだけで自己責任である。
機関投資家の場合は、投資家から資金を預かって運用しているため、投資資産がハッキングなどにあってなくなってしまったら大問題である。
よって、機関投資家が仮想通貨の現物に投資するのはハードルが高い。
ETFの場合、取引所に上場しており、資産を預かって管理してくれるカストディもしっかりしているから、仮想通貨を直接購入するよりは安心できる。
税制も有価証券の税制が適用されるから、スッキリしている。
このような理由で機関投資家はETFへの投資を好む。
今回、オーストラリアでビットコイン、イーサリアムのETFが上場するということは、多くの機関投資家の資金流入が見込まれる。
これらのETFの需要が強いということは、ETF業者によって購入される原資産のビットコイン、イーサリアムへの需要も強くなることを意味する。
1,000億円規模のビットコイン、イーサリアムへの資金流入は、ビットコイン、イーサリアムの価格の下支え効果が大いに期待できるといえよう。
