「Move to Earn(動いて稼ぐ)」のSTEPNは12日、2022年第2四半期(4-6月)に約168億円(1億2,250万ドル)の利益を上げたことを報告した。
前四半期(22年1月〜3月)の約33億円に対して収益規模は約5倍に拡大した。
このSTEPNの第2四半期利益のうち50%(84億円)は、GMTの買い戻し(バイバック)と焼却(バーン)に使用される。
GMTはガバナンストークンで発行量の総額がそもそも決まっており、今のところ、GSTのようにユーザーが新しくGMTを獲得できる手段がないので、市場の供給量も限定されている。
買い戻しや焼却を実施すると、市場に出ているGMTを回収することになるので、市場への供給量は減少し、GMTの価格が上昇する。
買い戻しや焼却は、GMT保有者にとっては、利益を還元するのと同じ効果をもたらす。
また、今回はGMTだけでなく、スニーカーも同様に対象に加えられている。
スニーカーをバイバック&バーンすれば、GMT同様にスニーカーの供給量が減少し、スニーカー価格を上昇させる効果が期待できる。
そもそもスニーカーの発行量は無限にあるため、発行量が限定されているGMTより効果は薄いが、スニーカーの価格下落を緩やかにする効果は期待できよう。
その効果が、GSTの価格下落の抑制にもつながるであろう。
STEPNはこれまでみたいに儲かるものでは無くなり、単なる投資家にとっては旨味は無くなったが、運動をする人にとっては運動を継続するモチベーションにはなっている。
今の方向性は運営の意図する方向には合致しているのではないか。
一過性ではなく、長く付き合えるサービスになりそうだ。