約1,200兆円の資産を運用する世界最大の資産運用会社「米ブラックロック」がビットコイン(BTC)商品を立ち上げたというニュースが流れる中、ビットコインは25,000ドルに向けて続伸した。
市場は今回のニュースを前向きに捉え、強きな動きとなっている。
このニュースはビットコインの長期保有者にとって、これまでで最も強気なニュースとして捉えられている。
5年前、ブラックロックのCEOであるラリー・フィンク氏は、ビットコインを「マネーロンダリングの指標」と評しており、全く仮想通貨を評価していなかった。
今や、自分達で商品を組成し、顧客に提供するまでに考え方を変えたのだ。
仮想通貨が運用資産の一つとして正式に認められたということであろう。
ビットコインの一時期のバブル的な動きは収まり、価格も購入しやすい水準となっており、機関投資家が参入するには、良いタイミングとなっている。
まずは現物型のビットコインを私募信託の形で商品を販売するが、自分達が運用を任せられている1,200兆円の資産にも今後はビットコインを取り入れていくのであろう。
1%繰り入れただけで12兆円のインパクトになる。
もともと、ビットコインは発行量が決まっているデフレ資産である。
これほどの機関投資家の需要が出てきた場合、自ずと価格は上昇するであろう。
今回の件が、ビットコイン底打ちのサインとは言えるのではないか。