写真のヴィタリック・ブテリン氏は、イーサリアムの創設者で仮想通貨業界の神様のような存在である。
彼は最近のTwitterで、仮想通貨決済は過小評価されていると発言している。
仮想通貨決済は銀行を通さないで海外へ送金できるので、規制された銀行の決済網を通らなくてもよいから、検閲から逃れやすいといった優位性に注目されがちである。
逆に海外の慈善団体への寄付などの利便性といったところが過小評価されがちだ。
現在の銀行網の海外送金だと、寄付などをする場合、1回5,000円近い送金手数料がかかったり、リアルタイムで送金されなかったりと、かなり不便である。
一方で、イーサリアムを利用すれば、イーサのアドレスさえわかれば、手数料は数百円、送金時間もほぼリアルタイムで送金できる。
実際にウクライナは仮想通貨の寄付「Aid For Ukraine」だけで5,400万ドルを集めている。
仮想通貨でなければこれだけ大量の資金が寄付されなかったであろう。
仮想通貨決済の優位性が証明されたと言ってよい。
一時期イーサリアムも手数料が高騰して1件の送金で5,000円近くかかるときもあったが、今は数百円あれば送金できる状況であり、国際間決済にストレスなく利用できている。
ヴィタリック・ブテリン氏が言うように、今後、イーサリアムの国際間決済としての優位性が再注目され、国際間決済としてより利用が増えるのではないかと思う。