ここ2〜3年の仮想通貨市市場の成長エンジンは、DeFiでった。
DeFiは分散型金融と言われるもので、UniSwapをはじめとした分散型取引所(DEX)やCompoundをはじめとしたレンディングサービスなどがその代表格で、これらの分散型金融のおかげで、仮想通貨の市場流動性が一気に高まった。
そして、ここ1〜2年はメタバースやNFTが仮想通貨市場を牽引してきたといえよう。
ただ、このメタバースやNFTも最近の市場センチメントの悪さから下落をしているようだ。
メタバース系のトークン、NFTのインフラを支えるトークン、またNFTそのもの、特に高額のNFTの価格にも翳りが見られる。
メタバースやNFTの市場の参加者が減少しているとか、そこまでの落ち込みはないが、横ばいの状態であり、新たな参加者が出てきていないのが要因であろう。
もともとまだ立ち上がったばかりの市場なので、利上げにより過剰流動性がなくなってきつつある今、メタバースやNFTの成長分野までなかなか資金が回ってこないと言ったところではないか。
ここで耐え忍びながら、安くなったものを拾い上げていけるのかが、今後の投資結果に大きく影響する。
投資家の胆力が試されるところだ。