世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceが日本の仮想通貨取引業者のサクラエクスチェンジを買収し、国内取引所に参入する。
もともと日本の仮想通貨取引所の登録申請に動いていたが、時間がかかっていた。FTXの事件を受けて各国の規制が強化されるから、時間を買う意味で買収での参入に舵を切ったのではないかと思う。
実は日本人でBinanceで取引している人はかなり多いとみられている。
Binanceはこれまで金融庁の登録をせず、営業をしていたため、何度か金融庁から警告を受けていた。
FTXの事件を受けて、流石にこの状況はまずいと思ったのであろう。
既に11月30日にBinanceの日本人の新規登録はできなくなった。
既存のユーザーについては、まだ発表はないが、今後サクラエクスチェンジに移行されて、その後、今の海外のBainance取引所は使えなくなると思う。
Binanceが扱っている銘柄の中には、規制の関係で日本で取扱ができないものが多いので、今後日本のユーザーが保有しているこのような銘柄の売却が出ることと思う。
ちなみに現在取り扱っている銘柄はBTC,BCH,ETH,ETC,XRP,LTC,MONA,XEM,XYM,ADA,COTの11銘柄。
この銘柄以外は売り圧力となる。
これで日本人が安心して利用できる海外取引所は、ほとんど無くなってきた。
今後、日本の取引所は国内取引所に回帰していくのではないかと思う。
規制を守っている国内取引所にとっては朗報あろう。