ジョージ・ソロスと欧州各中央銀行の警告

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ジョージ・ソロス氏の発言から

『 世界経済が下げ止まっているのは、各国政府が莫大な財政出動を行い、景気刺激策を強力に推進してきたからに他なりません。

これらの施策は必要不可欠なものではありましたが、その効果は限定的です。消費は冷え込んだままで、失業率はなお悪化の一途を辿っている。

殆どの企業にとり好調を維持させることが難しい状態が続いており、またいつ波乱が起きても驚くにはあたりません。

今後、リバウンド現象のかげで、在庫を積み上げた企業が不調に陥り、回復するかに見えた世界経済が急減速し、インフレが起こる。 』


 



ジョージ・ソロス

・世界の株式時価総額は、リーマンショック時(2008年10月末)は、3,208兆円(1ドル95円)であったが、2009年6月末には、3,621兆円とリーマンショック時より約410兆円回復した。

・これはまさに世界全体で一致団結して、危機対策を行い、危機対策費用(景気刺激策)として約500兆円を注ぎ込んだから、なんとか回復したのです。

・危機の震源地のアメリカも、この危機対策のおかげで、株式時価総額リーマンショック時1,239兆円から1,183兆円へと約55兆円減で収まったのである。

・特に崩れかかったアメリカを支えたのは中国に他なりません。

・中国は公共投資を柱とする大規模な景気刺激策の効果で4〜6月期の経済成長率は、前年同期比+7.9%に回復したが、公共投資が新たな需要を生んで個人消費や民間の設備投資が増える好循環には至っていません。

・物価指数は6カ月連続で前年同月比マイナスなので、生産能力は過剰状態にあるのです。

・これまでの牽引役だった中国がこの状況だと、ソロスがいうように現在の景気回復は一時的なものと捉えざるを得ない気がします。

・今週、欧州の各中央銀行総裁が同様の見方を示しています。

 独連銀のウェーバー総裁「現在の景気回復は政府の景気対策によるもので、持続は不可能だ」
 英中央銀行のキング総裁「経済の下振れリスクを感じ、更なる量的緩和(マネーの市場への供給)を望む」
 欧州中央銀行のトリシェ総裁「金融危機から正常に戻ったとの観測に懸念がある、課題は山積みだ」

・一方、アメリカはパーナンキFRB議長をはじめ、景気回復とその持続力に前向きな発言の大合唱である。

・もともと、今回の危機はアメリカが震源地であり、そのおおもとは民間の過剰債務(住宅ローン等)問題でなかったのだろうか。アメリカの銀行は次々と公的資金を返済して政府の手から離れてしまい、この過剰債務問題を根本的に解決しないで、隠して先送りしている。

・日本の不良債権処理と同じ誤ちを繰り返そうとしている。

・やはり今回の景気後退は長引くかもしれません。最悪の場合も想定した資産運用が求められるでしょう。

2009/8/22『 FRB と ECB どちらを支持?』


■ 前日の市況
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<株式:欧米高↑アジア安↓>
   
NYダウ  9,505.96(+155.91)
日経平均  10,238.20(-145.21)
香港ハンセン  20,199.02(-129.84)
ドイツDAX指数  5,462.74(+151.68)
日経225先物(シカゴ) 10,530(+105)
     
<債券:欧米価格安↓金利高↑、日本価格高↑金利低↓>
   
米国10年債  3.56% (+0.13%)
日本10年債  1.30% (-0.04%)
独10年債   3.31% (+0.06%)
     
<為替:ドル相場対円↑、対ユーロ↓>
   
ドル−円 94.36(+0.22)
ユーロ−円 135.14 (+0.92)
ユーロ−ドル 1.4326 (+0.0069)
豪ドル−円 78.77 (+0.41)
     
<商品:高↑>
 
NYMEX金先物 953.1 (+13.0)
NYMEX原油先物 73.83(+1.13)
CRB商品指数 259.24(+2.31)


■ ショートコメント
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・中国株式市場は銀行の好決算を受けて上昇。一方、香港株式市場は0.6%安。中国の自己資本規制強化による貸出抑制懸念の再燃し、続落した。

・欧米市場は7月の米中古住宅販売が約2年ぶりの高水準で予想を上回ったことに加え、「短期的な成長への回復見通しは良好」とのバーナンキ
米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受け、安心感からリスクをとる動きとなり、株式・商品は買われて上昇、債券(価格)は売られて下落した。

・アメリカで開催されたFRBのシンポジウムで、パーナンキFRB議長が、景気回復に前向きな発言をしている一方で、欧州中央銀行(ECB)の
トリシェ総裁は、金融危機から正常に戻ったとの観測に懸念を表明し、課題は山積みだと発言した。欧米の現状の捉え方に違いがあることを浮き彫りにした。

・ECBの見方も頷ける。世界で5,000兆円の残高があると言われるCDSクレジット・デフォルト・スワップ)の処理問題等まだ大きな課題を
残している状況では正常化したといえないだろう。9月末の決算前にひと波乱あるのだろうか。

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