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■前日の市況
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●株式：高↑
ＮＹダウ 9,599.75 (+112.08)
日経平均 9,674.49 (-57.38)
香港ハンセン 20,429.07 (+53.58)
ドイツDAX指数 5,508.85 (+40.95)
日経225先物（シカゴ）9,775 (+40.00)
●債券：横ばい→
米国10年債 3.21% (+0.00%)
日本10年債 1.25% (+0.01%)
独10年債 3.12% (+0.00%)
●為替：資金の流れ（ドル→円→ユーロ）
ドル−円 89.52 (-0.20)
ユーロ−円 131.19 (+0.42)
ユーロ−ドル 1.4655 (+0.0080)
豪ドル−円 78.53 (+0.91)
●商品：高↑
CRB商品指数 256.23 (+3.36)
NYMEX原油先物 70.36 (+0.61)
NYMEX金先物 1,016.20 (+13.00)
■ 相場コメント
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・香港株式相場は3営業日ぶりに上昇。中国政府が引き続き
景気刺激策を実施していくとの見方を背景に中国関連銘柄が
買われた。中国市場は休場。
・欧米株式市場はともに上昇。この日発表されたユーロ圏と
米国の経済統計が予想より良かったことを好感した。また、
米ゴールドマンが米国大手金融機関の投資判断を中立から
強気に引き上げたことも相場を後押しした。
・欧米株価は上昇したが、市場心理は引き続き弱く、今後も
企業決算、経済指標の結果に大きく左右されることになろう。
■ トピック
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・為替の各国の攻防が激しさを増している。
・特に声高に中国の対応を批判しているのは、ＥＵである。
・先日のG20では、米国の消費に偏る不均衡是正で合意して
おり、この合意に従えば、米国の輸入抑制のため、為替を
ゆっくりとドル安にしていくことになる。
・このためには、主にこれまで米国の消費によりかかって
いた中国、日本がドル安自国通貨高に誘導する必要がある。
（日本でいえば円高ドル安）
・実際には日本とＥＵの為替はドル安自国通貨高になっている
が、肝心の中国は、ドル安に合わせ人民元も安く誘導しており、
約束を果たしていないことになる。
・それで、ＥＵが中国にG20の合意に基づき、応分の負担を
せよと警告を発しているのである。
・中国の対応次第では、今後貿易摩擦が本格化し、世界経済
回復の足かせになるであろう。
・中国の対応が注目される。
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