中国A株は買い時か

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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
20,264.59
(+173.64)

ドイツDAX指数　
5,967.49
(-41.62)

ＮＹダウ　
10,229.96
(+75.53)

日経平均　
9,300.46
(-107.90)

日経225先物（シカゴ）　
9,425
(+135.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（円→ユーロ→ドル）

ドル−円
87.44
(+0.79)

ユーロ−円
112.68
(+0.53)

ユーロ−ドル
1.2883
(-0.0055)

●債券
米国10年債　
2.95%
(-0.01%)

日本10年債　
1.10%
(+0.01%)

●商品
NYMEX 原油先物
77.32
(+0.89)

NYMEX 金先物
1,191.60
(+9.40)

■ 相場コメント
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（アジア）
・中国株、香港株とも上昇。

・これまで不動産価格の上昇や融資の伸
びを抑える引き締め政策をとってきたが、

　景気過熱感が収まってきたことを受け、
この引き絞め政策を緩和するのではない
かとの見方が広がっている。

（欧州）
・欧州株は下落。

・ハンガリー政府の国債入札で発行額が
目標を下回ったことを受け、欧州各国政
府も同様に資金調達に苦戦するのでは
ないかとの見方が広がった。

（米国）
・米国株は上昇。

・米金融大手ゴールドマン・サックスなど
米主要企業の業績悪化や6月の住宅着工件
数の減少を受けて、売りが先行したが、
引けにかけて買い戻された。

（全体）
・欧米は引き続き、何か悪材料が出ると
すぐ下落するといった弱い相場であるが、

　一方、中国株は悪材料を織り込んで
下げてきたせいか、こじっかりとした
動きになっている。

・当面はこの状態が続くであろう。

【トピック】
・ハンセンAHプレミアム指数というもの
がある。

・これは中国本土（A株）と香港（H株）
の両方の株式市場に上場している銘柄
の株価の差を指数化したもの。

（中国は投資規制を行っており、A株は
中国国内投資家、H株は外国人投資家が
主体となり取引を行っているので、両市
場での株価は必ずしも一致しない。）

・この指数が100ポイントより大きけれ
ばA株が、小さい時はH株が高く買われて
いることを示す。

・例えば110ポイントであれば、A株が
H株より10%割高であること示している。

・2008年1月のバブルと言われた時期は、
この指数が200%を超えていた。
つまり、香港で100の株価で買える銘柄
が、中国本土では200と割高で売買され
ていたことになる。

・その後この指数の数値は下降してきて
おり、今月約3年半ぶりに100を下回って
きた。

・これは中国本土の投機的な株式買いが
落ち着いてきて、株価が適正水準に近づ
いたことを示している。

・中国A株は通貨が人民元建て、H株は
香港ドル建てであるから、人民元が今後
切り上がっていく（高くなる）ことを考
えると、

　人民元建てで買えるA株をこの適正水
準で購入しておけば、中長期的には良い
投資となろう。

・中国A株投資には良いタイミングという
ことである。
（株の値上がりと為替差益の両方が見込
めるため）

・中国A株投資には規制があり、直接投資
はできないので、投資信託やETFを通じて
の投資となります。

・以下ご参考までに

T&Dアセットマネジメント（ザ・チャイナ）
http://www.tdasset.co.jp/fund/100890.html

【ETF】
日興AM（上場パンダ）
http://www.nikkoam.com/products/etf/lineup/panda
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