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こちらは円指数の日次の動きを表したグラフである。
円指数とは、他の主要通貨との為替レートによって算出されたもので、円の価値を計る指標として使われる。
グラフをみてわかるとおり、ずっと上がってきた円の価値であるが、昨年10月の日銀の包括的金融緩和以降、横ばいとなり、今回の震災相場で一時円の価値が急上昇したが、G7による協調介入、日銀の追加の量的緩和で円は下落の方向となった。
グラフの期間を全てにして、2008年以降の動きを見てみる。
サブプライムショック以降の約3年にわたる円の価値上昇（円高）がいかに急激で大きい動きであったかがよくわかる。
95年の急激な円の上昇も協調介入を受け、急激に円が下落した。
今回もここ約3年の急激な円上昇の調整が行われ、今後は円の価値は下落していく方向であろう。
これまでは、価値があがっていった日本の円を持っているのが正解であったが、これからは、価値が下がっていく円を持つよりは、円以外の海外資産を持つことが正解となる。
この大きな流れを見逃さないことが重要であろう。
