6日にバイナンススマートチェーン(BSC)が140億円規模のハッキング被害にあって運用を一時停止した。
これは世界最大の取引所バイナンスが運営しているブロックチェーンである。
このニュースでちょっと落ち着いていた仮想通貨市場はさらに弱気な状況となった。
ハッキング被害のニュースは仮想通貨市場には付きものでまたかという感じだが、BSCは既に回復しており、仮想通貨市場全体に与える影響は一時的なものであろう。
こんな弱気相場の仮想通貨市場であるが、中東・北アフリカでは利用者が急増している。
先進国で仮想通貨を利用している人のほとんどが、生活で利用しているというよりは投資目的の人が多い。
一方で、中東・北アフリカなどの新興国は、決済手段として決済で利用したり、価値貯蔵手段(インフレ対策)として自国通貨より仮想通貨での貯蓄に利用したりと生活に密着した利用をしている。
こんな弱気相場でも仮想通貨は静かに世界に拡大しているといえよう。
バイナンスはこの弱気相場で投資を拡大している。
CEOのCZ氏によると、こんな弱気相場だからこそ多くのチャンスがあるとのこと。
どんな仮想通貨でも上がるバブル的な相場だと、当然ながら、購入する時の価格は高くなる。高値づかみをしてしまうと、相場が停滞した時には含み損を抱えてしまう。
今は弱気相場で仮想通貨の価格は大幅に下落したままである。
投資は安く買って高く売るが鉄則。
当然ながら、この弱気相場の時に仕込むのが良いに決まっている。
ただ、普通の人は、高値づかみをして、この弱気相場で含み損に耐えられなくなって売却してしまう。
今は間違いなく弱気相場で価格も安くなっている。
投資の多くのチャンスが転がっているということだ。
この弱気相場でなんとか仕込んでおきたい。