世界金融経済の過去・現在、そして未来(1) 

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本日の相場:一旦調整するものの、債券買いの流れは継続か

<株式> 価格 前日比
欧米株高    
NYダウ  8,331.68 185.16
日経平均  9,050.33 -237.45
香港ハンセン  17,254.63 -453.79
ドイツDAX指数  4,722.34 146.03
     
<債券>    
債券安    
米国10年債  3.35% 0.05%
日本10年債  1.29% 0.01%
独10年債 3.27% 0.01%
     
<為替>    
ユーロ高、円・ドル安    
ドル−円 92.87 0.36
ユーロ−円  129.89 0.90
ユーロ−ドル  1.3986 0.004
豪ドル−円  72.66 0.68
     
<商品>    
商品高    
NY金先物 920.50 7.00
NY原油先物  59.95 0.29
CRB商品指数 233.61 0.10

 

(ショートコメント)
NY株式は有力銀行アナリストのメレディス・ホイットニー氏が米ゴールドマン・サックスの投資判断をニュートラルからバイに引き上げたことを好感し、銀行株主導で上昇。

欧州株もNY株式の上昇に連れ高。欧米相場は株高、債券安、商品高とリスク回避のポジションを一旦緩めた格好。

ただ、株式相場上昇の手がかりがアナリストの一企業に対する投資判断引き上げなので、長続きはしないと見ている。

引き続きリスク回避の債券買いは継続か。

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今書店で平積みにされている、「世界経済はこう変わる」。

ゴールドマン・サックス出身で、NYでブティック系投資銀行を営む、神谷秀樹氏と、

大蔵省出身で、現在、慶応大学ビジネススクール准教授のエコノミスト小幡績氏の

対談形式による、この世界恐慌の背景と、今後の社会・経済の変化について語られた本です。


世界経済はこう変わる (光文社新書)

世界経済はこう変わる (光文社新書)


それは、世界最強の投資銀行ヘッジファンド?=投機事業社)、Goldman Sacks(以下GS)のCEO或いは経営陣から

米国政府中枢に入ったお歴々、という点である。

この本を読んで、まず、本当に驚いたのは、改めて、ではあるが、

米国の大手投資銀行中枢の人間の、唖然とするほどの強欲(Greed)だった。

米国には「タックスホリデー」なる制度があるようだ。

これは、政権入りした人間は、タックス・フリーになる、というシステムのようだが。

彼ら3人、GSから政権中枢に入ったが、

その最大の目的は、このシステムの利用による、合法的「脱税」にあったようだ。

その証左として、雑誌「フォーチュン」によれば、ヘンリー・ポールソンは、財務長官在任中に、

5億ドル分!!のGS株式を売却し、文字通り「1セント」も税金を払わずに過ごしている。

財務長官の純粋な給与額など、たかだが20万ドルにも満たない。

それまで、数千万ドル(=数十億円)の年収を稼いでいた彼らが、どうして、閣僚級ポストや、海外大使になったりするのか?

高級と捨ててでも、「お国のため」米国星条旗の下で働く、奉仕の精神から?

トンでもない!!

彼らの給与はCash+ストックオプションで構成されている。

ストックオプションを行使して、キャピタルゲインが出れば、当然、課税対象となり、「お国」に献上せざるを得ない。

納税者の義務として当然だ。

この当然の義務を回避できるのが、閣僚級ポストであり、

海外大使であれば、ノンレジデント(非居住者)となって課税対象から除外される上に、治外法権という「特権」のオマケも付いてくるのだ。

最後まで記事をお読み頂き、有難うございます。

次号、今更ながら呆れるほどにスマート・グリード(Smart & Greed)なGoldman Sacksの裏側 続編へ