規制は続くどこまでも

おはようございます。

本日もどうぞよろしくお願いします。

■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
19,944.94
(+229.74)

ドイツDAX指数　
6,155.93
(+89.01)

ＮＹダウ　
10,510.95
(-114.88)

日経平均　
10,242.64
(+6.88)

日経225先物（シカゴ）　
10,110
(-200.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→ドル→円）

ドル−円
91.94
(-0.64)

ユーロ−円
111.87
(-2.86)

ユーロ−ドル
1.2168
(-0.0225)

●債券
米国10年債　
3.35%
(-0.14%)

日本10年債　
1.31%
(+0.01%)

●商品
NYMEX 原油先物
69.14
(-1.40)

NYMEX 金先物
1,216.10
(-10.30)

■ 相場コメント
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（アジア）
・欧州の債務危機の中国経済への悪い影
響が懸念されるため、

・中国政府の追加での金融引き締めが先
送りされるとの見方が広がり、中国株、
香港株とも上昇した。

（欧州）
・下げすぎによる割安感とユーロ安によ
り、輸出企業中心に企業業績が下支えさ
れるとの見方が広がり、株式は上昇した。

（米国）
・ドイツの金融株や国債の空売り規制の
発表が伝わると、欧州経済情勢に対する
先行不安が再燃し、株式相場は一挙に急
落した。

・また、米国の高額な手数料を抑制する
デビットカード（即時決済可能なカード）
規制が伝わると、クレジットカード大手
株が売り込まれた。

・上記の規制の他にEUでは、ヘッジファ
ンド規制をEUの財務相理事会で決定した。

・これまで英国が反対し、ヘッジファン
ド規制が先送りとなっていたが、さすが
に市場に後押しされる形で、EUも規制に
乗り出したようだ。

・米国でもオバマ大統領が意欲を燃やし
ている金融規制（ボルガールール）を
審議中で、世界の流れは金融規制強化の
方向になっている。

・これまでは、世界恐慌を回避するため
に止むを得ず、金融機関を助け、保護す
る立場をとってきた各国政府であるが、

・金融機関、特に銀行のあまりにも勝手
な行動に国民が業を煮やしているので、
その民意を汲まざるを得なくなっている
のが各国の現状であろう。

・英国では先日の選挙で民意が反映され、
政権が交代した。

・米国は11月に中間選挙を迎える。

・米国を中心とした世界の金融規制は
民意を反映する形で、この中間選挙まで
にどんどん取り組まれていくであろう。

・確かに、規制強化は必要で、景気が安
定している時に中長期的視点から行えば、
なんら問題ないが、現状の流れはあまり
にも早急すぎる気がする。

・この規制の流れによって、信用収縮が
加速した時、もう一段のクラッシュが
おこる可能性を頭に入れておいた方が
よいであろう。