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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン
19,578.98
(-365.96)
ドイツDAX指数
5,988.67
(-167.26)
ＮＹダウ
10,444.37
(-66.58)
日経平均
10,186.84
(-55.80)
日経225先物（シカゴ）
10,125
(+15.00)
●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→ドル→円）
ドル−円
91.72
(-0.22)
ユーロ−円
113.80
(+1.93)
ユーロ−ドル
1.2410
(+0.0242)
●債券
米国10年債
3.37%
(+0.02%)
日本10年債
1.30%
(-0.01%)
■ 相場コメント
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（アジア）
・ドイツの金融規制強化の動きから、欧
州債務危機悪化への不安が高まり、香港
株、中国株とも下落した。
（欧州）
・欧州株は、ドイツの金融規制強化に対
する懸念や、ドイツメルケル首相の
「ユーロは危機にある」との発言を受け、
金融株中心に下落した。
（米国）
・欧州株と同様の理由で下落となった。
・ドイツメルケル首相が、議会演説で、
ユーロ圏の財政赤字を抱える国に対して、
投票権を与えないなどの厳しい措置を
課し、秩序ある破たんのプロセスも確
立することが必要だと発言した。
・これは、ユーロの信認を取り戻すた
め、財政状態の悪い国には、断固とした
処置をとる必要があるとの認識を示した
ものである。
・ユーロ加盟国の中でも最大手のドイツ
が強硬姿勢に出ていることで、ユーロの
存在自体大丈夫かと心配になってしまう。
・市場も同様の反応で、長期的な資金ま
でもが、静かにユーロからドルへの移動
してきている。
・ユーロは一時ドルで、4年ぶりの安値
をつけた後、一旦落ち着いているが、
ユーロ最大手のドイツが単独行動に出て
いることで、ユーロに対する不安が増し、
さらに対ドルで下落することとなろう。
・ただ、ドイツの考え方はまっとうなも
のなので、他の国もドイツを同様に、
規律のあるユーロに同調すれば、ユーロ
に対する信認を取り戻すことも可能だと
みている。
・しかし、他のユーロ加盟国はドイツに
同調しない雰囲気なので、混乱は長引き
そうだ。
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