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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン
19,715.20
(-430.23)
ドイツDAX指数
6,066.92
(+10.21)
ＮＹダウ
10,625.83
(+5.67)
日経225先物（シカゴ）
10,310
(-10.00)
●為替
通貨の強弱（弱→強）
（円→ドル→ユーロ）
ドル−円
92.58
(+0.12)
ユーロ−円
114.73
(+0.45)
ユーロ−ドル
1.2393
(+0.0033)
●債券
米国10年債
3.49%
(+0.03%)
日本10年債
1.29%
(-0.01%)
■ 相場コメント
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（アジア）
・中国株式市場は、上海総合指数が約5.1
%と1年ぶりの大幅安。香港株も下落。
・中国当局による不動産市場の抑制策や
最大の輸出先である欧州の赤字削減策が
経済成長を鈍化させるとの見方が広がっ
た。
・日本株含めアジア株は全面安。
（欧州）
・欧州株式市場は横ばい。
・欧州の輸出業者がユーロの下落により
恩恵を受けるとの見方が広がり、食品・
製薬株に買いが入った。
・ただ、債務危機によるユーロ圏の経済
成長懸念は強まっている。
（米国）
・NYダウは欧州危機や中国の金融引き締
め観測が引き続き投資家心理を圧迫し、
一時184ドル安。
・ただ、米国の企業業績は回復が鮮明に
なってきていることから、終盤にかけて
安値拾いの買いが優勢になった。
・欧米市場はやや落ち着きを取り戻して
きた。
・欧州中銀が欧州系銀行が保有する南欧
諸国の国債を約1兆8千億円を購入し、
市場の安定に努めているためである。
・ただ、これは一時的な時間かせぎにす
ぎない。
・本当の市場安定には各国の財政再建へ
の強い意志が必要である。
・今のホットした状況に安住していると、
ユーロが再度攻撃にさらされるであろう。
・一方、昨日株式市場が5%下落した中国
の動向がやはり気になる。
・中国の最大の輸出先である欧州の景気
減速が長引く見通しのため、貿易収支は
悪化し、これまでのように巨額な黒字を
計上することは当面難しいであろう。
・不動産価格も規制の導入により、下げ
に転じかねない状況。
・中国株は更に下落の余地が大きいので、
買うタイミングとしては、5月ではなく、
もうしばらく様子をみた方がよいであろ
う。
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