欧州銀行格下げで危機再燃

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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
20,819.08
(-93.10)

ドイツDAX指数　
6,269.04
(-23.93)

ＮＹダウ　
10,293.52
(-148.89)

日経平均　
10,112.89
(-125.12)

日経225先物（シカゴ）　
9,980
(-220.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→ドル→円）

ドル−円
90.48
(-0.50)

ユーロ−円
111.01
(-1.00)

ユーロ−ドル
1.2269
(-0.0043)

●債券
米国10年債　
3.16%
(-0.09%)

日本10年債　
1.20%
(-0.03%)

●商品
NYMEX 原油先物
77.20
(-0.30)

NYMEX 金先物
1,241.20
(+9.00)

■ 相場コメント
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（アジア）
・香港株は下落、中国株は小幅上昇。

・有力格付会社フィッチがフランスの銀
行ＢＮＰパリバの信用格付けを引き下げ
たことをきっかけに、欧州債務危機への
懸念が再び強まった。

・その他アジア株も軒並み下落。

（欧州）
・欧州株は下落。

・ＢＮＰパリバの格下げのほか、欧州中
央銀行（ＥＣＢ）当局者が一部の銀行が
資金調達で困難に直面するとの見方を示
したことで、金融株中心に下落した。

（米国）
・米国株は下落。

・ＢＮＰパリバの格下げによる欧州債務
危機の再燃と5月の米中古住宅販売の低
迷から、リスク資産を圧縮する動きが強
まっている。

・世界のマーケットは欧州不安の再燃を
懸念し、リスク資産である株式、商品、
を売却し、安全資産である債券、金を
購入するというリスク回避モードとなっ
た。

・欧州債務懸念がくすぶっている間は
行ったり来たりの相場が続くであろう。

・直接相場とは関係のない話。

・日本ではここに来て消費税10%への増
税の議論が活発となっている。

・一方、欧州各国は、現在、信用力回復
のために、公務員給与削減等を柱とした
歳出削減や銀行税導入を打ち出している。

・日本はここまで経済停滞を招いた国会
議員、公務員、銀行など負担をすること
なしに、また国民に負担を回そうとして
いる。

・順番が逆ではないか。

・まずは欧州がやっているような公務
員給与削減など歳出削減をやった上での
消費税導入であろう。

・日本も少しは欧州を見習ってはどうか。

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