今週の相場

■ 先週金曜日の市況
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●株式
中国 上海A株
3,278.45
(+44.48)

香港ハンセン　
24,876.82
(+341.19)

ドイツDAX指数　
6,754.20
(+19.51)

ＮＹダウ　
11,444.08
(+9.24)

日経平均　
9,625.99
(+267.21)

日経225先物（シカゴ）　
9,710
(+215.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）

ドル−円
81.25
(+0.53)

ユーロ−円
114.00
(-0.66)

ユーロ−ドル
1.4029
(-0.0176)

●債券
米国10年債　
2.53%
(+0.05%)

日本10年債　
0.94%
(+0.01%)

●商品
NYMEX原油先物
87.40
(+0.64)

NYMEX金先物
1,393.00
(+0.80)

■ 先週金曜日の相場のコメント
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（アジア）
・中国株、香港株とも上昇。

・米FRBの追加緩和を背景に、米国経済が
回復するとの期待から、上昇。

・ドル安による国際商品相場の値上がりが
これを後押しした。

（欧州）
・欧州株は上昇。

・この日発表された10月の米雇用統計が
予想よりも良い内容となったことを受け、
米経済回復に対する期待が高まった。

（米国）
・米国株は上昇。

・10月の雇用統計が予想より良い内容に
なったことから、米経済に対する楽観的
な見方が広がった。

・2日の共和党勝利、3日のFRBの追加緩和
も引き続き株価の支援材料となっている。

■ 今週の相場
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・先週は、11月2-3日の米FOMCで6,000億
ドルの国債を追加で買い入れる方針を示
したことで、流動性相場持続の期待感が
高まり、市場はリスク回避からリスク選
好へと動きが加速した。

・2日の共和党勝利、この追加緩和、5日
の米雇用統計の改善で、米国株式市場に
は追い風が吹いている。

・特にFRBの米国債購入が来年6月まで続
くことが示されたことで、流動性相場の
継続への安心感から、当面米国マネーが
世界のリスク市場へ振り向けられること
になろう。

・この過剰流動性は、新興国、商品市場
に容赦なく流入し、実態経済とかい離し
たバブルを生み出すことになる。

・出遅れ感のある日本株もこの過剰流動
性と日銀のETF購入等の政策効果で、当面
堅調に推移すると見られる。

・今週は、このように流動性相場が世界
の株式市場、商品市場を押し上げる展開
となろう。

・注目は今週11-12日のG20首脳サミット、
週末のAPEC首脳会議など。ここでこの米
国の大量の流動性供給による副作用に、
中国等新興国、ロシアが反発し、外交関
係が悪化すると、買い手控えが強まる。

・また、欧州特にギリシャ、アイルランド
、ポルトガルが信用懸念から国債利回りが
急上昇してきたことも懸念材料である。

・今週は基本的には買いで問題ないと思う
が、念のため、これらの動きにも気を配っ
ておこう。