また、詐欺的なコインに引っかかった人が大勢いたようだ。
IRONというステーブルコインだが、中身は75%がドルと同価値のステーブルコイン、25%がTITANというトークンというもの。
これでIRONの価格を1ドルに保つとのこと。
普通に考えて、無価値であったTITANというコインが0.25ドル(25%)の価値を生み出してくれれば、このステーブルコインが成り立つ。
ここで上手く考えたのが、ドルに連動したステーブルコイン75%とTITAN 25%を流動性として預ければ、TITANというトークンをインセンティブとして多く貰えるという仕組み。
投資家は1ドル投資し、0.75の価値しかないものを買わされていたということである。
では、なんでそんなもの買ったのかというと、TITANという無価値のものが1年で160倍になる可能性があったからだ。
まあ、宝くじを買うようなものであろう。
ただ、TITANというトークンの結末は1夜にして、無価値になった。
問題は、こんなスキームを素晴らしいスキームをツイッター等で煽って、それに釣られてみんなが多額の資金を入れたこと。
1億円とか入れた人もいるらしい。
遊びで宝くじ買うつもりでお小遣い程度入れればいいのに。
ここから学べることは、以下の点。
- リターンが高いものはそれだけリスクも高い
- ポジション管理を徹底する(大きなリスクのあるところに資金を集中させない)
- スキームを理解して投資する
- インフルエンサーの推奨するものには投資をしない
- 自分で考える
全部投資の基本です。
基本に立ち戻ることが大事だと、改めて認識させられた事件でした。