NFT市場は世界的に長い冬の時代に入った感がある。
特に海外市場はメタメタである。
下記のとおり、主要マーケットのユニークユーザー数は7,800人で2021年7月の水準まで落ち込んだ。
要因はいくつかあるが、NFTのトレーダーや短期投資家が市場から退場したことが大きいであろう。
もともと、長期的にNFTのプロジェクトを支援しようと投資する人が少なく、投資で短期的に利益を得たいという人が多かった。
そこに質の悪いNFTプロジェクトが大量に供給されたので、NFTへの新しい参入者が増加する前に、需要と供給のバランスがおかしくなった。
そして、NFTの短期トレーダーが儲からないから退出したということだ。
それでも日本のNFT市場は、最近までフリーミントなどで盛り上がっていたが、これも少し下火になってきた感はある。
ただ、ここにきて、日本のNFTにも救世主が現れた。
LINE NFTである。
日本のNFT保有者は、2万人程度だと言われている。
日本でユーザーが広まらないのは、NFT自体がメタマスクなどWalletを準備して、イーサリアムなどを使いこなせないとユーザーとして購入できず、ハードルが高いからと言われている。
ただ、LINE NFTの場合は、LINEさえ持っていればスムーズにNFTの保有や売買ができる。
画期的な仕組みである。
実際に、CNPがLINE NFTで66,666点のフリーミントを実施したが、すぐ売り切れになってしまうほど人気が出た。
一気にNFTのユーザーが増加したことになる。
LINEは、国内9,000万人が利用するサービスであるから、簡単にNFTが購入できればユーザー数は爆発的に増えていくように思う。
国内NFT銘柄は人気にあるものも価格が下がっており、購入しやすい水準になってきた。
冬の時代だからこそ、長い目で見て優良なNFT投資案件を見分ければ、購入水準が低いので、長期的に大きくリターンを得れる確率は高まるであろう。
これぞ、投資の醍醐味ではないかと思う。