- 19日、米政府はビッグ3に対し、金融安定化法の資金を活用して、計174億ドル(1兆5500億円)の資金繰り支援を行うと発表したようです。具体的には、7000億ドルの公的資金枠から、GMとクライスラーに計134億ドルを融資し、来年2月にも40億ドルを追加融資するとのこと。
- ブッシュ政権は処理に困り、次のオバマ政権につけをまわしたともとれます。そもそもGMグループは6兆円の債務超過で、労働コストは高く、次世代自動車開発に遅れをとっているというのに救済してどうするのか。トヨタでも赤字なのに。企業を国有化し安住させてもつけは結局国民が払うのです。
- 日産、マツダが危機に陥った時は外資が資本参加しました。投資するだけの価値があったからです。GM、クライスラーに政府しか資金の出してがいないのは、この経済環境化では投資するには値しないとみなされているからです。競争原理からすれば延命しても仕方がない。
- ゼロ金利、ビック3救済、米政府及び基軸通貨ドルはいよいよ追い込まれてきました。