元の国際化と金価格

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元.元の国際化には、

まず1.周辺諸国の貿易のための決算通貨として使われるようになる

次に2.地域間の投資に使われるようになる

そして3.アジアに元建て債券市場を発展させて、元の保有者に投資機会を作り出すというステップを踏まなければならない・・・

 

人民銀行は昨年12月に周辺諸国6カ国と通貨スワップで合意した。規模は6,500億元(約9兆1千億円)。また当局は間もなく、広東省の一部企業に対して香港との貿易で人民元での決済を認可する。

このように1のステップは既に動き出してきている。

年初来から4月までの中国企業による社債(非金融債)発行額は、過去最高の1,990億元(約2兆7,900億円)にのぼり、人民元建ての債券発行額は米ドル建て、ユーロ建てに次ぐ世界第3位の地位に躍り出た。

まさしく、現在、国内債券市場を整備して、2への準備に取り掛かろうとしているといった状況である。

このように中国は元の国際化を着実に進め、将来的に元を基軸通貨に育てようとしているのである。

基軸通貨になるには、元の国際化の他に(1)強大で高効率な経済力を持つ(2)強力な軍事力を持つ(3)通貨の信用を補完するくらいの金を保有することが条件となろう。
(1)、(2)は現状の延長線上でいけば問題ないだろうが、(3)はまだ条件を満たしていない。

中国の外貨準備に占める金の比率は1.6%で米国の76%に比べると低すぎるのである。

6月25日、中国共産党・中央政策研究室経済局の李連仲局長は、ドル相場の下落が見込まれるため、中国は金の購入を増やすべきとの考えを示した。また、一段の金保有は人民元の国際的役割拡大を支援するためにも必要と指摘した。

中国の外貨準備は3月末で185兆円であり、その7割は米国債である。米国の外貨準備に占める金の比率(76%)と同様の水準まで金の保有高めるとすると、この外貨準備として保有する米国債(約130兆円)をそっくり金に換える必要がある。金の潜在需要としては巨額である。

ここまではいかないにしろ、中国は元の国際化の仮定で、大量に金を買い増す必要があるのは確かである。中国からすると金は安く買いたいので、金価格は今騰がってしまうと困る。アメリカも金価格が今騰がってしまうとドル危機が再燃して困る。

双方の思惑は元の国際化が進むまでは金価格の急激な上昇は避けるということであろう。

しばらくは金の価格は押さえつけられるであろうが、中長期的にみれば、金は買いである。

 

 

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