英紙「ファイナンシャル・タイムズ」によると、中国の上場企業の時価総額が15日の時点で3兆2100億ドルに達したと伝えた。
日本は3兆2000億ドル。市場規模の逆転は中国株バブルが続いていた2008年1月以来。円ベースでの中国の時価総額は300兆円になる。
株式時価総額の世界1〜3位は 米国、中国、日本 となります。
この3ヵ国の株式時価総額はこの世界的な金融バブルでどういう動きをしたのでしょうか?
金融バブルがはじける前の世界のマーケット規模は以下のとおりです。
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【2007年11月22日時点での世界金融資産内訳 日経新聞】
店頭デリバティブ(金融派生商品)の想定元本の総額 4京9300兆円
世界の株式市場 7200兆円 世界の債券市場 5500兆円
日本の株式市場 500兆円 日本の債券市場 920兆円
これまで産出した金の総額 450兆円
金の先物市場 4.5兆円
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日本、米国、中国の株式時価総額はどう変化したか、以下のとおりとなります。(ざっくりと計算した数字:円ベース)
2007年11月 現在
日本 500兆円 → 300兆円
米国 2,200兆円 → 1,300兆円
中国 500兆円 → 300兆円
米国、中国、日本で世界の時価総額の1〜3位(計1,900兆円)を占めるのは変わっていませんが、下落率ともに40%になります。
バブルがはじけて3カ国で1,300兆円(200兆円+900兆円+200兆円)の富が失われた計算になります。
中国の55兆円をはじめとして、米国70兆円、日本26兆円と合計約150兆円の経済対策を加味しての株式時価総額であるから、
実態はもっと悪いのでしょう。
3カ国で失われた富1,300兆円の処理はまだ終わってないはずです。
特に米国の900兆円の処理はまだでしょう。楽観論は禁物です。