ギリシャのデフォルトもあるか

本日もどうぞよろしくお願いします。

■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
20,949.40
(-312.39)

ドイツDAX指数　
6,084.34
(-75.17)

ＮＹダウ　
11,045.27
(+53.28)

日経平均　
10,924.79
(-287.87)

日経225先物（シカゴ）　
10,970
(+85.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（円→ドル→ユーロ）

ドル−円
93.96
(+0.71)

ユーロ−円
123.96
(+1.18)

ユーロ−ドル
1.3193
(+0.0026)

●債券
米国10年債　
3.76%
(+0.07%)

日本10年債　
1.29%
(-0.03%)

●商品
NYMEX 原油先物
83.30
(+1.53)

NYMEX 金先物
1,168.00
(-2.50)

■ 相場コメント
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（アジア）
・香港株・中国株とも下落。

・中国政府の不動産抑制策に対する懸念
と、ギリシャ、ポルトガルの格下げを受
け、続落。

・特に中国株の代表的指標である上海総
合指数は、4月6日の3178の高値から約10%
の下落となっている。

・インド株式相場も欧州格下げの影響で、
同様に3ヶ月ぶりの大幅安。

・アジア株はいい感じで調整しつつある。

（欧州）
・欧州債務危機は、ギリシャ→ポルトガル
に波及していたが、昨日はS&Pのスペイン
格付の引き下げにより、ユーロ全域に波及
しそうな勢いとなった。

・これを受け、欧州株は下落。

（米国）
・欧州債務危機の混乱で下落する場面も
あったものの、

・米連邦公開市場委員会（FOMC）が政策
金利を長期間ゼロ金利で維持する方針を
あらためて表明したことを好感し、株価
は上昇に転じた。

・米上院で審議拒否が続いていた金融規
制改革法案の審議入りが、全会一致で
決定した。

・ゴールドマンの公聴会の内容を聞いて
いると、国民の立場からすると、ゴールド
マンの言い分は勝手なもので、分が悪い
状況。

・世論の後押しもあり、金融規制改革法
案の通過が現実味を帯びてきているので
はないかと思う。

【トピック】
・ギリシャ債務問題は、5月19日までが
山場、この日までにギリシャに資金支援
をしないと、償還するギリシャ債がデフ
ォルトになってしまう。

・モタモタしている間に、一気にポルト
ガル、スペインと危機が波及してきた。

・ここまでくると、ギリシャだけの問題
ではないので、ユーロ圏加盟国としても
問題が深刻化する前に、小国のギリシャ
を切り捨て（デフフォルトさせ）る可能
性も出てきた。

・ユーロ圏加盟国の表面化しているがん
細胞を切り取ってしまうということ。

・ただ、一瞬不安は取り除かれるかも
しれないが、既にポルトガル、スペイン
にもがんは転移しているので、根本的
な解決にならない。

・逆にギリシャは小国だとして見くびる
と、リーマン破綻のように世界金融全体
に危機が波及することになるかもしれな
い。

・このように、非常に大きい政治的な
リスクが目の前に迫っているということ
を投資家としてはしっかりと認識した方
がよい。

・そして、危機が起こり、相場が急落し
た場合に、今手元にある資金をどのよう
に投資していくか、イメージしておきま
しょう。

・危機は買いの最大のチャンスです。

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