オバマ大統領 VS ウォール街

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おはようございます。

本日もどうぞよろしくお願いします。

■ 前日の市況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●株式
香港ハンセン 
休場

ドイツDAX指数 
5,829.25
(-38.63)

NYダウ 
10,193.39
(+125.38)

日経平均 
9,784.54
(-245.77)

日経225先物(シカゴ) 
9,840
(+145.00)

●為替
通貨の強弱(弱→強)
(円→ドル→ユーロ)

ドル−円
90.00
(+0.56)

ユーロ−円
113.13
(+1.67)

ユーロ−ドル
1.2570
(+0.0108)

●債券
米国10年債 
3.24%
(+0.03%)

日本10年債 
1.25%
(-0.02%)

●商品
NYMEX原油先物
70.55
(+2.27)

NYMEX金先物
1,177.00
(-3.50)

■ 相場コメント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(アジア)
・欧州の債務危機などの国内への影響を
懸念し、利上げが先送りされるとの見方
が広がり、中国株は上昇した。香港市場
は休場。

(欧州)
・欧州債務危機への対応で域内各国の足
並みが乱れているとの不安から、株式
相場が下落した。

欧州中央銀行による為替介入(ユーロ
買い)の可能性が高まり、下落していた
ユーロは幅広い通貨に対し、上昇した。

(米国)
・当初、欧州債務危機の影響や欧米の
金融規制強化を警戒した売りが先行して、
NYダウは一時1万ドルを下回ったが、
売り一巡後は、割安感からの買いが入り
上昇した。

・中国株とNY株式市場の下げが一旦止ま
ったことで、世界の市場は一旦落ち着い
ている。

・ただ、欧州はまだ不安定な状況なので
、まだまだ警戒が必要であろう。

【トピック】
・米の金融規制法案を上院が可決した。

・今後、昨年末に可決済みの下院案との
一本化に着手、7月4日の独立記念日まで
の成立を目指している。

・この際、今年1月にオバマ大統領が提案
したボルガー・ルール(最も厳しい内容)
をどこまで反映させるかが焦点となる。

・ここで簡単に米国の規制の歴史を振り
返ってみる。

・1929年の世界大恐慌前は、一般預金者
のための銀行(商業銀行)でも証券を扱
うことが可能で、銀行自らの投資やお客
に株を売るために、銀行が株を多く保有
していた。

・そのため、1929年の株価大暴落で、損
害を被った銀行が続々倒産し、1万行に
まで及んだ。

・この反省から、1933年に銀行業務と証
券業務の分離を定めたグラス・スティー
ガル法が制定された。(政府の勝利)

・そして、50年ほど経った1980年代に入
ると、新自由主義の流れの中で、金融規
制も少しずつ緩和されていき、

・1999年に、グラム・リーチ・ブライリ
ー法によって、ついにこの銀行と証券の
分離条項は撤廃された。(ウォール街
勝利)

・これにより、業態の垣根を越えた金融
機関の合併等が相次ぎ、商業銀行と投資
銀行(証券業務)と保険を兼業する総合
金融機関が出てきた。

・この巨大な総合金融機関が自由競争の
中で、巨大なリスクを抱えた結果、今回
サブプライム危機を生んだとも言われ
ている。

・このように振り返ると、今回の規制強
化は、1929年の大恐慌時以来の大きな方
向転換といえる。

・今回の規制が強化されると、当然の
ことながら、金融機関の収益源が減少し、
回復しかけた米金融機関に冷や水をあび
せることとなろう。

・当然、ウォール街は反対する。

・彼らの論理は、信用収縮を起こし、必
要な分野に資金が行き渡らなくなる。

・これが、景気に影響を与え、株価が
かえって、下落する など。

・ただ、政府の立場からすると、これま
でのように経済の心臓部である金融機関
自身が過大なリスクをとれなくなるので、

心臓が停止して、経済が止まるリスクは
遠のき、政府の最大の懸念は解消される。

・銀行等金融機関がバクチに興じること
なく、まじめに心臓の役割をこなしさえ、
してくれれば、金融機関収益の話はどう
でもよいのである。

・既にオバマ大統領は輸出を5年で倍に
するという目標を掲げた以上、金融で稼
ぐこれまでの金融モデルから脱却するこ
とを決めている。

オバマ大統領が進める規制強化は、確
かに短期的には悪い影響が出るかもしれ
ないが、中長期的にみれば、正しい道と
いえよう。

オバマ大統領 VS ウォール街 の
戦いは、ウォール街だけでなく、国全体
のことを考えているオバマ大統領の勝利
に終わりそうだ。

オバマ大統領が勝利すれば、政治はよ
り安定し、米国の復活も本物となろう。

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