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■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン
19,667.76
(+121.93)
ドイツDAX指数
5,805.68
(-23.57)
ＮＹダウ
10,066.57
(-126.82)
日経平均
9,758.40
(-26.14)
日経225先物（シカゴ）
9,670
(-170.00)
●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→円→ドル）
ドル−円
90.20
(+0.20)
ユーロ−円
111.37
(-1.76)
ユーロ−ドル
1.2350
(-0.0220)
●債券
米国10年債
3.20%
(-0.04%)
日本10年債
1.26%
(+0.01%)
■ 相場コメント
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（アジア）
・欧州債務危機の国内への影響に対する
配慮から、中国政府が金融引き締め策を
緩和するとの見方が広まり、株式市場
は上昇した。
・香港株も中国株につられて上昇。
（欧州）
・スペイン銀行（中央銀行）が、貯蓄銀
行カハスールを管理下に置いたことで、
一部ユーロ圏諸国の債務問題をめぐる懸
念が再燃し、株式市場、通貨ユーロとも
下落した。
（米国）
・株式相場は反落し、NYダウは2月10日
以来の安値で引けた。
・この日発表された中古住宅販売件数は
予想を上回り、5ヶ月ぶりの高水準とな
って好感されたものの、
スペインなど欧州の銀行システムをめぐ
る新たな懸念が投資家の心理を圧迫して
売りが優勢となった。
・今回のスペインの処置により、市場の
不安の焦点が、ギリシャからスペインに
移ってきた。
・もともとスペインは今回のリーマンシ
ョックの破綻による影響で、不動産バブ
ルがはじけ、欧州の中では最も痛手を受
けたと言われている。
・これまで公的資金で銀行を救済しなが
ら、なんとかごまかしながらやってきた
が、
今回スペインに焦点が当たったことで、
一気に信用不安が表面化した格好だ。
・スペインのGDPは世界で10位以内に入
る規模でギリシャの5倍と大きい。
・また、欧州各国のスペインへの投融
資残高は約65兆円にも及ぶ。
・スペインの欧州または世界経済への
影響はギリシャの比ではないというこ
と。
・ギリシャの教訓を生かし、信用不安
を払拭する対策を早急に出さないと、
欧州発世界金融危機が再燃するであろ
う。
・結果、スペインが一時的に助かった
にせよ、各国の緊縮財政の影響で、欧
州の景気回復が遅れるのは間違いから、
ユーロは更に下落していくと予測する。
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