沈む欧米、昇るアジア

おはようございます。

本日もよろしくお願いします。

■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
21,072.46
(+49.73)

ドイツDAX指数　
6,075.13
(-111.18)

ＮＹダウ　
10,271.21
(-144.33)

日経平均　
9,362.68
(+122.14)

日経225先物（シカゴ）　
9,225
(-5.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ドル→ユーロ→円）

ドル−円
85.39
(-0.05)

ユーロ−円
109.48
(-0.34)

ユーロ−ドル
1.2821
(-0.0032)

●債券
米国10年債　
2.57%
(-0.07%)

日本10年債　
0.94%
(+0.02%)

●商品
NYMEX 原油先物
74.37
(-0.80)

NYMEX 金先物
1,232.00
(+1.90)

■ 相場コメント
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（アジア）
・中国株、香港株とも小幅高。中国株は
過去3ヶ月ぶりの最高値。

・インフレ期待から資源株中心に買われ
た。

・東南アジア株式市場に資金が大量に流
入している。特にインドネシア株式市場
は1日の流入額が最高となり、過去最高値
を付けた。

（欧州）
・欧州株が下落。

・ドイツ連邦銀行がこの日、同国の実質
GDPが今年平均で３％前後のプラス成長に
見通しを引き上げたことを受け、相場は
一時上昇していたが、

　一連の米経済指標の悪化に足を引っ張
られ、売りが優勢となった。

（米国）
・米国株は下落。

・新規失業保険申請件数の増加や、景況
指数の低下など景気減速を示す指標の
発表が相次ぎ、株式は下落、債券が買わ
れ、ドルが対円で売られた。

（全体）
・ドイツはユーロ安を受けた輸出の増加
で経済は好調であるが、他の欧州諸国、
米国の景気減速懸念が強く、欧米に対す
る投資家の見方は厳しいものとなってい
る。

・一方、経済成長が底堅い東南アジアに
は大量の資金が流入しており、株価を
押し上げている。

・この構図はしばらく続きそうなので、
当面は欧米債券買い、アジア株買いと
いったポートがよいであろう。

・アジア株は今後の欧米の一層の景気
減速を念頭においた場合、その影響を
受ける輸出主導型の国の株よりかは、
インド、インドネシアのような内需
主導型の国がお薦め。

【トピック】
いくつか気になる記事とワンコメント

＜中国が14年ぶりにトウモロコシの
純輸入国へ＞

・中国やインドは食糧生産に必要な水
が不足している。10億人を食わすには
輸入に頼るしかない。

・輸出国である米国、ブラジル、アル
ゼンチン等をこの恩恵を受けるであろ
う。ちなみに小麦や粗糖はじめ食糧価
格は高騰中。

＜米GMが再上場を申請、年内にも上場
の見通し＞

・昨年6月の法的整理からのスピード
上場ともてはやしているが、なんで
そんなに早く上場する必要があるのか。

・リストラをして黒字を回復したにす
ぎず、次の展望も見えないのに。

・上場して得た資金は次の投資にま
わるのではなく、政府への返済にま
わるのでまったく上場の意味がない。

・オバマ大統領の11月の中間選挙に
向けたパフォーマンスであろう。