円高加速 - NFTで資産運用

本日もよろしくお願いします。

■ 前日の市況
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●株式
香港ハンセン　
21,088.86
(-312.93)

ドイツDAX指数　
6,164.44
(+46.55)

ＮＹダウ　
10,387.01
(+46.32)

日経平均　
9,024.60
(-201.40)

日経225先物（シカゴ）　
9,120
(+25.00)

●為替
通貨の強弱（弱→強）
（ユーロ→円→ドル）

ドル−円
83.91
(+0.11)

ユーロ−円
106.70
(+0.43)

ユーロ−ドル
1.2714
(+0.0032)

●債券
米国10年債　
2.65%
(+0.05%)

日本10年債　
1.14%
(-0.01%)

●商品
NYMEX 原油先物
74.57
(+0.81)

NYMEX 金先物
1,256.50
(-0.60)

■ 相場コメント
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（アジア）
・中国株は横ばい、香港株は大幅安。

・中国政府が不動産開発業者への融資規
制や不動産税の導入など不動産市場を抑
制する方向であるとの観測が広がって
いる。

・欧米の海外株安も市場心理を圧迫した。

（欧州）
・欧州株は上昇。

・ポルトガルやポーランドの国債への需
要が改善し、信用不安はやや緩和された。

（米国）
・米国株は上昇。

・欧州金融機関をめぐる財務懸念が後退
して、市場心理はやや改善された。

・ただ、この日発表となった米地区連銀
報告等をみると、米国の景気は減速の兆
候が広がってきており、引き続き厳しい
状況であるようだ。

（全体）
・欧州の金融機関に対する不安は一旦
落ち着いたように見えるが、依然くす
ぶり続けている。

・欧州銀行が発行する社債のデフォルト
リスクを取引する市場では、今週に入り
急上昇しており、

　南欧やアイルランドの銀行は市場から
の資金調達が困難な状況が続いている。

・こんな資金が滞っている状況で欧州の
景気が回復するわけもなく、当面厳しい
状況が続くであろう。

【トピック】
・8日に円ドル相場が一時、15年3ヶ月ぶ
りに1ドル＝83.34円　をつけた。

・この円高は短期的な要因と中長期的な
要因にわけて考える必要がある。

・短期的には、円高にもかかわらず、
日本の経常収支（海外との貿易等での
儲け）は大幅な黒字であること、

　米国の金融緩和で長短ともに金利が
低下しており、日本との金利差がなく
なっていること

　欧米景気の先行き不安により逃避資
金が円に集中していること（中国の日
本国債買いなど）　が挙げられる。

・中長期的には、日本は世界で唯一引
き続きデフレが続いており、円の価値
が上昇していることである。
（デフレによる物価下落は、通貨価値
の上昇をもたらす）

・どちらをとっても円高の方向であり、
短期的な目線で、為替介入等を行って
もこの方向は止まらないということが
わかる。

・まずは、中長期的な円高要因をなく
すために、デフレ脱却にのっとった
政策を次々に打ち出す必要があろう。

・その上で、急激な円高には短期的
な介入を行って、断固たる態度をと
ればよい。

・短期的な目線での介入だけだと、
投機筋の餌食になるであろう。

・民主党の代表選の政策をみる限りは
小沢さんの方がこのことをよくわかっ
ているような気がする。

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