前回、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資商品として、
・国内ETF:上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 (東証)
・投資信託:三菱UFJ−eMAXIS全世界株式インデックス
の2商品を紹介しましたが、どちらも投資対象として日本株は除いていますので、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(日本株含む)に完全には連動しません。そのためにどうするか考えるという話でした。
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは日本株を約8%組み込んでいます。また、日本の株式市場の時価総額は、世界の株式の時価総額の約8%です。よって、日本株に連動する商品を上記商品と合わせて持つことで、ポートフォリオの約8%を日本株にしたらどうかと思います。
日本株の投資商品は以下のとおりです。
・国内ETF:上場インデックスファンド日本株式(MSCIジャパン)(東証)
・投資信託:三菱UFJ−eMAXIS TOPIXインデックス
日本株の投資比率を約8%にするように購入する場合、
<毎月の購入額>
・世界株式(日本を除く)インデックス7万6千円
・日本株式インデックス7千円
<1年間の購入額>
・世界株式(日本を除く)インデック91万2千円
・日本株式インデックス8万4千円
よって、1年間合計購入額は99万6千円、日本株投資比率約8.4%になります。
整理すると、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(円ベース)に連動させるための投資商品の購入の仕方は以下のとおり、
<国内ETFに投資する場合>
・上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本 (東証)⇒ 毎月7万6千円
・上場インデックスファンド日本株式(MSCI ジャパン)(東証)⇒ 毎月7千円
<投資信託に投資する場合>
・三菱UFJ−eMAXIS全世界株式インデックス
⇒ 毎月7万6千円
・三菱UFJ−eMAXIS TOPIXインデックス
⇒ 毎月7千円
国内ETFと投資信託では、5年間の積立投資を前提とした場合、コスト面では、信託報酬等管理費が安い国内ETFがやや有利となりますが、2商品を毎月決まった額を積み立てていくのは、なかなか困難かと思います。
時間がない20〜30代の方には、決まった額を自動積立できる投資信託での購入をお奨めします。
では、どこで購入するかですが、私はSBI証券をお奨めします。
<理由>
・三菱UFJ−eMAXIS全世界株式インデックス
三菱UFJ−eMAXIS TOPIXインデックス
の自動積立サービスを取り扱っている。
・上記投信の購入手数料と自動積立サービスの手数料が無料である。
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