信用創造の仕組み

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 MMT⑥世の中のお金の量はどれくらいあるのか? - 実践バリュー投資

 前回記載したように、世の中のお金のほとんどは、預金でしたね(預金通貨)

現金通貨(日銀券)は、もちろん日銀が発行していますが、預金通貨は誰が発行しているのでしょうか。

実は日銀ではなく、市中の銀行(都銀、地銀、信金等)が発行しています。

 

例えば、AさんがB銀行から住宅ローン1,000万円借入して、マンション業者Cよりマンションを購入することとします。

その時B銀行では、帳簿に、Aさんに1,000万円貸したと記入し、AさんのB銀行の預金口座に1,000万円と記入します。この時、現金は動いていません。帳簿のみです。

AさんはB銀行のマンション業者Cにマンション購入代金1,000万円を振込みます。

これにより、Aさんの預金が1,000万円減少し、マンション業者Cの預金が1,000万円増えました。この時も現金は動いていません。帳簿のみです。

 

結局、B銀行の帳簿では、Aさんの貸付金1,000万円が資産に計上され、業者Cの預金1,000万円が負債に計上されて、資産と負債はバランスします。

ここで何が起きたかというと、Aさんへの貸付をもとに、同額の預金通貨が発行されたのです。

現金通貨は一切使っていないので、無からお金を生み出しているのです。

これが銀行の信用創造の仕組みです。万年筆マネーとも言います。

 

それなら銀行は無限に預金通貨を発行できるのかという疑問が湧いてきます。

そんなおいしいことはありません。銀行には、日銀の準備金制度、自己資本規制、金融庁監査など、多くのチェック機能働いており、無造作に貸出(=預金通貨発行)ができないよう仕組みになっています。

 

銀行が、預金を集めて、そのお金で個人や企業に貸付をしているという状況(又貸し説)では、1,400兆という巨額のマネーストックはできません。

信用創造機能で銀行が貸出をして、無から預金通貨を生み出すことにより、世の中のお金を大きく増やしているのです。

 

順番は 預金⇒貸出 ではなく、貸出⇒預金 になります。

 

つまり、預金が増えれば貸出が増えるのではなく、その逆で、貸出が増えなければ、預金は増えないということです。

 

お読みいただきありがとうございます。 

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