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暗号資産って通貨なの?

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president.jp

よく仮想通貨や暗号資産の定義を曖昧にして、暴落を煽ったりする記事を見かけるが、今回の記事のように、本当にそう思っているのならあまりにも勉強不足としか言いようがない。こういう人が銀行のエコノミストをやっているとは・・・。

 

この記事の目次を辿ると、

  • コロナ相場の終焉……失速を始めた金融市場
  • 投げ売りで一時半値になったビットコイン
  • 暗号資産は利用価値すら定かではない
  • 「通貨」と名乗るのは根本的に無理だ
  • 暗号資産は「貨幣3機能」を満たしていない
  • 存続するなら“資産運用先の一つ”という程度
  • 暗号資産急騰は運用難がもたらした「時代のあだ花」

最後の一文:暗号資産急騰はコロナ禍における運用難がもたらした「時代のあだ花」として散っていくことになると筆者は思っている。

 

ビットコインやイーサなど、売買したり、送金したり、その一面だけみていると、どうしても 暗号資産=通貨 という括りだけで考えてしまう。 

暗号資産=通貨でもないし、暗号資産=ブロックチェーンでもない。

以下の図を見てほしい。これはブロックチェーンと暗号資産の違いを説明するために図にした物である。

f:id:qqqqchan:20210526050721p:plain出所:LINE BITMAX

 

整理すると、ブロックチェーンは汎用的なインフラであり、暗号資産はブロックチェーンを基盤としたアプリケーションの一つである。

その金融分野の暗号資産(分散型金融:DeFi)の一つとしてビットコインやステーブルコインなど、通貨という機能にやや近いアプリケーションがある。

そのほかにも、最近注目されてきたNFTなど、さまざまな分野のアプリケーションが誕生してきている。

 

暗号資産でビットコインの次に時価総額が大きいものにイーサがあるが、これはイーサリアムというブロックチェーンのガス代(手数料)の位置付けである。

つまり、イーサは通貨というより、イーサリアムブロックチェーンの利用権みたいな物である。

イーサリアムのブロックチェーンのインフラはどんどん利用されている。利用は増える一方である。それは分散型社会のインフラの代表だから当然のことである。

 

この筆者は、暗号資産=通貨=ビットコイン と定義して議論を展開している。そしてそもそも革新的な技術基盤であるブロックチェーンについては全く触れられていない。

要するにコロナの金融緩和で溢れ出したマネーが、ビットコインに流れ、価格が一時的に急騰したが、そもそもビットコインは信頼性された通貨でもないので、価格下落とともに、ビットコインからマネーが流出し、暗号資産は終焉を迎えるという主張なのだろう。

ビットコインを単にチューリップバブルのチューリップと捉えて議論を展開している。

イーサの事例からも暗号資産はそんなチューリップバブルのような単純な話ではないとわかるであろう。

 

もし、筆者のいうように、ビットコインに代表される暗号資産バブルというものが崩壊するのなら、ブロックチェーンいう次世代のインフラが崩壊するということである。

より民主的な分散型社会に進んでいる今、そんなことはあり得ないし、そうなったら、世界が中国共産党のような中央集権管理社会に管理される時である。

それこそまさに暗号資産の終焉というよりは、民主主義の終焉であろう。