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10月25日（土）の日経新聞8面の下の方に タイ、土日の金売買停止との記事がありました。タイの国内すべての金取引業者の小売店で土、日の金売買停止と、平日の1顧客あたりの購入量を152グラム以内に制限すると発表したようです。また、10月24日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の首都アブダビとドバイの金地金店で金買いが殺到した。この日、ニューヨークのＣＯＭＥＸ金先物価格は暴落し、人々はこの機会を逃すまいと真夜中まで並んで金を買ったという。
金、プラチナコイン、米国やヨーロッパなどの国々で金やプラチナへの投資需要が非常に盛り上がっている影響で、各国の造幣局では金貨の製造が追いつかない状況となっているようです。アメリカ合衆国造幣局では、2008年内のプラチナイーグルコインの製造を中止。また、カナダ造幣局では既にプラチナメイプルリーフコインの製造を中止しています。田中金属工業等国内の金取引業者でも金、プラチナコインは買えない状況となっています。
これほど、現物の金への需要が高まっているのに、金の先物はここ数日で急落しています。 ファンドが金の手仕舞いをしているのか、意図的に誰かが下げているのかはわかりません。
世界では金の需要が盛り上がっていますが、日本ではまだ金を買っているのは少数ではないかと思います。確かに円は最近の上昇で強くなっているので、それほど通貨危機の実感がないのでしょう。ただ、金利が低い現状であれば、運用のヘッジのためにも少し購入をしてみてはと思うのですが・・・。
